人生は甘くていい@カミカゼガール
野ばら様に乾杯@「下妻物語」 レンタルビデオ屋に走る。 借りたDVDは「下妻」と「NANA」(実写版)。 そして、下妻を見た私は、桃子ちゃんのお刺繍に やられてしまったのである。 ・・・なんで刺繍? 誰も信じないかも知れないが、私も刺繍大好き少女 だった。未だにその頃の刺繍箱を持っている。 人生は甘くていいと言い切りながら、小さい頃から 過酷な人生を歩んできた桃子ちゃんは決して甘くな い。 ロリータの甘い外見、シビアな本音。 世の中の根性やマジメさを建前にした大人は、桃子 ちゃんの前で、かすんで見える。 2回目は、KIKIに日本語で説明しながら見たのだ けど、あー、日本文化ってややこしいよねー。 カミカゼガールズ ↑ 説明できなかったとこは、このサイトを読んでもらおう。 英語版では「カミカゼガールズ」。 今日のアメリカ、世間はハロウィンパーチーだ。 コスチュームを着た人達が、いたるところにいる。 でも、これはコスチューム。年に一度のお祭り。 アニメイベントで見たロリータファッションの女の子達。 あのヒラヒラはコスチュームとは一線を画す。 あれはやっぱり戦闘服だ。 映画を見て、ますますそう思った。 見た目には、暴走族のいちごの戦闘服の方が、ずっと 戦闘服なんだけど。 ロリータの服を着てる子、アニメのイベントに来る 子達のあのコスプレも、一種の戦闘服だな。 真正面から世間と戦ってしまったら、あっちの土俵に 乗ることになる。 暴走族達は、そこへ真っ向から反発する。 でも、ロリータファッションやコスプレイヤーはちょ っと違う。違うけど、彼らは彼らの戦いの中にいる。 桃子ちゃんのお刺繍にやられちゃったのは、そこに 彼女の戦いが見えたから。 どうせなら、戦いも甘い方がいい。 人生も甘く、おみだらに。 (桃子ちゃんの憧れはロココ時代) 戦いが血みどろだって誰が決めたんだろうね? バラの刺繍入りの戦闘服も悪くない。