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カテゴリ:鬼婆と鬼嫁日記
背広のポケットの中に、スナックのマッチがはいっていたのを 鬼嫁にみつけられました 鬼嫁は、不機嫌そうな顔 それを見ていた鬼婆は・・・ 「スナックでお酒を飲むくらいいいじゃないの」 そんなこんなで、鬼婆と鬼嫁の家の中は険悪なムードに おとうさんが、夜遅くに仕事から帰ってきました おとうさん 「お風呂に入る」 鬼嫁 「あら、残念、たった今、お風呂のお湯を流してしまったわ」 おとうさん 「そうかしかたがない それじゃご飯を食べる」 鬼嫁 「今夜は遅くなるとおっしゃられていたので 食事は用意しなかったわ」 おとうさん 「それじゃしかたないから、外で食べてくる それから、銭湯に行くから、用意してくれ」 鬼嫁は 洗面器に、タオルや着替えをいれました。 空っぽのシャンプー、ちっちゃな石鹸をいれた 石鹸箱・・・ お風呂から、帰ってだんなさんが寝ると 鼻の頭に、じぶんの鼻くそをつけました(*^_^*) お茶にぞうきんをしぼった汁をいれたり 10円玉をいれて、お湯を入れたり 会社でも、女子社員をいじめると 上司は、そんなひどい目にあうとか・・・ 明くる朝、みんなで朝食を食べました 桃子 「ねえ おとうさん私がデザインした マッチのデザインのイラストどうだったの?」 おとうさん 背広からマッチを出して 「とっても評判がよくて、さっそく印刷してつくったよ ほら、こんなマッチだよ」 くみこ 「おねえちゃんすご~い」 鬼婆は、おとうさんを見て言いました 「タバコを吸わないのに、マッチのデザインなんて たいへんそうだね」 鬼嫁 冷静に考えたら、だんなさんは、タバコを吸っていませんでした ぞうきんのしぼり汁をお茶に入れなくてよかったと思いました。 鬼嫁 「おふろのお湯、流してしまって わるかったわね くみこが、バレーボールの大会で あせびっしょりで、お湯が濁ってしまったから すててしまったのよ」 くみこ 「おとうさんごめんね」 おとうさん 「いいよ、いいよ 久しぶりに銭湯に行って、お風呂上がりに フルーツ牛乳を飲んでとってもおいしかったよ」 くみこ 「それから、シャンプーも石鹸もつかっちゃって あたらしいのを出すの忘れていたの ごめんなさい」 おとうさん 「いいよいいよ」 そんなわけで、でめたしでめたしな 鬼婆と鬼嫁の一家でした。まるぅ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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