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西日本での大雨による被災者の皆さまにお見舞い申し上げます。どうか無事でいて欲しいです。そしていち早く日常を取り戻せるように願ってます。
昨夜は、越生(おごせ)の山道を登った森の中にあるギャラリー山猫軒で、レオナと板橋文夫さんとのトリオ【濤踏】。 森に響き渡るウグイスやヒグラシの鳴き声。自然なリバーブが気持ち良い。この日初お目見えのろうそくのシャンデリアに火が灯され、ライブが始まる。お客さんも沢山来てくれた。マスターの南さんに感謝です。 七夕ということで、板橋さんの名曲「七夕」もやった。板橋さんと共演し始めた時に出演した札幌ばんけいジャズフェスで、この曲をアルコでテーマをとったのを思い出した。あの時自分がぶち当たっていた壁を一つ乗り越えた気がしたんだ。 山猫軒は建物全てが木造なので、レオナのタップの音がめちゃくちゃ良い音で鳴っていた。高床になっているらしく、能舞台と同じ構造、広さらしい。低音の鳴りも素晴らしい。細かな足の動きが全て音楽的に鳴っているのだ。踵や足先、重心や様々な動きによってサウンドが違う。楽器としては、板と靴というシンプルなものなのにとても豊かな音だと感じる。シンプルだからこそ想像力に訴える力が強いのかもしれない。 本編ラストに板橋さんのFOR YOUをやった。前テーマーーーレオナと板橋さんとのデュオで即興ーーー後テーマのサビが終わり一旦フェルマータで音が減衰すると同時に、会場中から一斉にサイレンのような警告音と地震ですという携帯の音が鳴り響いた。その中で板橋さんがあまりにも美しくテーマを弾きだし地震警報と共に怒濤のラストテーマへと展開していく。音楽は止まらなかった。地震の影響は山猫軒では感じられずシャンデリアのろうそくは静かにあたりを照らしていた。 ホッとして、沢山のアンコールの拍手。我々がよくやるビクトルハラの「平和に生きる権利」を。板橋さんが客席へ乱入して鍵盤ハーモニカを弾きまくり大団円。千葉沖で震度5弱の地震だと後で知った。様々な場所で自然災害が起きている。50年ぶりの何々ってのが年がら年中聞こえてきてる気がする。心構えをしておかなければと思う。みんなが無事であって欲しい。今まで出会った沢山の顔が浮かんでくる。あそこまで届くような思いでここから響かせたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.07.08 13:29:29
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