2021/05/02(日)20:28
・野田聖子氏の残念な言い訳 「誤解」ってなにさ?
野田聖子氏、投票日に候補応援ツイート「秘書が誤って投稿」
毎日新聞 2021/4/26 18:38
自民党幹事長代行の野田聖子衆院議員が、参院広島選挙区再選挙の投開票当日の25日、自民公認で出馬し落選した西田英範氏の応援ツイートをしていた。ツイートは後に削除された。公職選挙法では投票日当日の選挙運動は禁止されている。野田氏の事務所は、秘書が誤ってツイートをしたと説明した。
野田氏のツイートは同日午前2時12分に投稿され「#参議院再選挙広島選挙区#西田ひでのり候補の応援で、#衆議院議員小林史明議員と福山市に参りました。たくさんの方にお集まりいただき、本当にありがとうございました。皆さんの貴重な1票をぜひ西田ひでのりさんに託してください!#野田聖子」と書き込んでいた。
野田氏の事務所は26日、「秘書が誤って日をまたいで未明に投稿し、それに気づいた別の秘書が早朝に削除していたことが分かりました。多くの方々に誤解とご心配をおかけし深く反省しております」とのコメントを出した。
広島県選挙管理委員会によると、この件について25日から電話やメールで何件かの問い合わせがあった。担当者は「一般論として投票日の当日に選挙運動はできないが、個別の事案については判断する立場にない」と話した。【毎日新聞;元記事はこちら】
◆秘書がやったこと、私じゃないというならそれでもいいが、もっと問題なのは言い訳の仕方だ。野田氏の支持者が「これは選挙違反になるんじゃないのか?だいじょうぶか?」と心配したかもしれないから「心配をおかけし」は百歩譲ってまだ理解できるが、「誤解(をおかけし)」という言いぐさはニホンゴとして変だし納得いかない。かしこい市民は誤解なんかしないさ。
自民党のセンセイ方は発言の真意を問われる事態に陥ると「国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省している」(スガ氏)「誤解を与えたとすれば表現が不適切であった」(二階氏)とか「誤解を与えたとすれば撤回する」(麻生氏)とかおっしゃる。マニュアルでもあるかのように毎回必ず「誤解」と言います。「誤解するのは聞いた方の勝手(或いはマスコミの悪意ある伝え方のせい)なのであって私は悪くない、しかし誤解されかねない言い方だったことはお詫びする」という誠に身勝手で高飛車な言い訳なんであります。与えるってなんだ、犬にえさをやるみたいだよ。
「誤解」なんかではないのです。明らかに誤りなんだから素直に謝罪し反省すべきです。「反省しております」の前に要らない“自民党的慣用句”をくっつけるからやってしまった失敗よりも「ああ、野田聖子もやっぱり普通の自民党議員と同じだな」と多くの人をガッカリさせてしまう。密かに野田氏はちょっとまともで期待もしていたのですが、こんな自民党的な言い訳するようではダメ、総裁候補なんて降りた方がいい。残念。…