2008/01/03(木)01:32
【壱】部屋取り大作戦
先に書いた「ルームメイトは***人」の続きがホッタラカシになっていましたので
続きを書きたいと思います。
何せ1994年、古い話なんですが。
ようやく留学生活に慣れた私が、生まれて初めて「中国流処世術(よくあるヤツ)」
を実行した記念すべき出来事ですので、是非紹介を。
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時代は、まだネットがなく、電話とFAXで物事を行っている頃。
また中国では携帯電話は「大歌大」と呼ばれる高級品で、
庶民はBP機(ポケベル)を通信手段にしていた頃。
上海初の高架道路(内環線)が通り、
東方明珠塔とヤオハンが丁度出来た頃かな。
チェンマネ屋もあちこちにいて、混沌としていながら
経済発展の兆しに人民がチャンスを掴もうとギラギラした
エネルギーに満ち溢れていた、あの頃。
留学生は交流中心に居住する規定がありまして。
外に住むのは原則禁止。
そんな状況下、私はルームメイトとうまく行かず一人部屋を要望。
・・・しかし!
ここは中国、そうは問屋が卸しません。
数々の壁にぶち当たって最後に行き着いた方法とは…
そして、その効果の程は如何に…?
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スウェーデン人の同屋(ルームメイト)が出来て
喜んでいたのもつかの間、性格の問題や共通項がなさすぎる事に
早々に同居を解消する事を決意した私。
新たなルームメイトを見つける手もありましたが、
「もう気楽な一人がいいや」と一人部屋を希望しました。
異文化ストレスもあり、ホッとできる空間が欲しかったのです。
そこで・・・
(1)行政科に相談
外国人交流中心(つまり寮)には行政科や学生課の事務所がありましたが、
部屋の割り振りなど日常生活に関する事は行政科の管轄でした。
噂では「部屋決めババア」と言うアダ名の女の先生がいて、
かなり手強いとの事。
昼休みによく寮の中庭でバレーボールをしている40前くらいの
オバハンパーマに、目のギョロっとした女性だと聞かされ。
確かに手強そうな・・・(~~;
とは思ったものの、取り合えず相談に行くのが筋だろうと。
ドアの前で作り笑いを作ってから、部屋をノック。
丁度、部屋決めババアはいて。作り笑いで用件を告げると、
無表情で「申請書持ってきなさい!」と一言。
「あ、あの、御相談したいんですが…?」と話しかける私に
「書面でないと受け付けない!」と怒鳴りつけ、後は無視。
あまりの剣幕に言葉をなくして、仕方なく行政科を出ました。
廊下を歩きながら
何だ、あの態度は!?えっらそ~に!!(怒)
相当、頭に来ていたのですが
しゃあない、それが中国…(疲)
グッと我慢して「一人部屋申請書」なるものを書く。
ルームメイトとうまくいかず、勉強も手につきません。
上海に来てから既に5キロも痩せてしまいました。
私の両親も大変心配しておりまして、先生方のお力添えを
是非是非お願い致します。。
我ながら・・・
クサイ!!(笑)
と思いましたが、なりふり構っていられません。
切々と辛い心情をペラペラの原稿用紙(そんなのしか売っていない)に
ウソ混じりで、オーバー目に訴え。
いい出来だ(ニヤリ)
それを握って、再び行政科へ。
さて、ババアの反応や如何に・・・
つづく。
多分、これが最初の特定の中国人との闘いだったと思います…
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