CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

2008/03/24(月)00:27

【完結】疑惑の従業員

中国駐在お仕事(31)

ヨウ小姐の疑惑が発生してから2年半後のある日。 5時前に会社を終えて、皆で、 会社の近所のレストランに行きました。 このレストランは本日開店。 4人組が店先に花かごを飾り。 爆竹もスタンバイOK。 竹山さんはバケツの側に立っています。(火事防止) 皆で時計を見て、5時18分 (←げん担ぎです) を待つ。 そしてカウントダウン。 「ウー、スー、サン!アル!イー!・・・」(←5.4.3.2.1です) 皆で耳を塞いで、鳴り響く爆竹を楽しむ。 約10分は続いた爆竹が終わると 「さあ、皆、店に入って下さい!」 とヨウ小姐が声をかける。 竹山さん、四人組、私、周、胡小姐その他約30名ほどが 中に入って行きました。 「今日は私の弟の店の開店にお祝いに来て頂いて 有難うございます。沢山食べて沢山飲んで下さい!」 ヨウ小姐の挨拶の後、皆で乾杯をし、食事会が始まりました。 * * * * * * * * * * * * * * * * * ヨウ小姐の弟と妹がこの街に出てきて、 会社の近くでレストランを経営する、と聞いた時には 皆、驚きました。 急な連絡でした。開店の3日前。 やってくれるやんか そう思いました。 2年半の間に散々色んな話を聞いていた私は うがった見方しかできませんでした。 4人組の提案で、会社の皆で食べに行こう、と。皆は、 おごり~?(嬉) と喜び、また竹山さんも参加すると言うので、 主な事務所のスタッフで行くことになりました。 当日になって、食事代や爆竹・花代は参加者で割り勘と。 皆、ガッカリして そんなんなら参加するって言わなきゃ良かった・・・ 口々にブツクサ。 何故、一従業員の個人的な事で 会社のモノを巻き込むのか? でも竹山さんも行くっていうなら、私たち行かないと マズイよね・・・ そんな声が聞くともなしに聞こえてきましたが 予定通り、みんな参加しました。 帰り道。 「本当は行きたくなかったのに。料理も全然美味しくなかった・・・」 つぶやいた胡小姐。 「・・・そうだね」と私。 「あの開店資金はヨウ小姐から出てるでしょ」 と小声でささやく財務の周。 私は 「さぁ・・・」 としか、言えませんでした。 * * * * * * * * * * * * * * * * * 結局、私は何もできませんでした。 ヨウ小姐が運送屋からリベートを貰っているという話や 市内に家を買った話や ジョーもグルだという話や その他もろもろ 書ききれないくらいの噂や密告の裏づけも取れず。 何が真実かも分からず ただ、誰も信じられなくなっただけ。 中国という日本とは違う環境で 大川さんと竹山さんは公私混同に、 私は不信感と孤独に、はまったような気がします。 そんな状況を防ぐ為に、 ISOや細かい管理以上にどうすれば良かったのか。 管理者の能力の問題なのか、 本社の認識の甘さか、 サポートの立場である私の生意気さが原因か、 恐らく全部が揃って、こうなってしまったのだと思いますが。 個人的に当時を振り返ってみて ヨウ小姐やジョーが黒だったとは、私は思いません。 全て話だけで、何の証拠も確認していないからです。 かと言って白だとも言いきれない。 噂を打ち消す確証も得られていないからです。 不信感という落とし穴にはまってしまった私には 江蘇での数々の噂は今でも 灰色のまま、なんです。 これにて完結です。 お読み頂いた皆様、有難うございました。         ↑ よろしければ是非、一回押してやってください。。    今は私は普通の感覚です^^;あのワケの分からない状況でこその疑心暗鬼でした。 この話、ロス疑惑のニュースを見て最初に題名が浮かび、何の気なしに書こうと思いましたが テーマが重いからか中盤、愚痴っぽくなってしまった気が(汗)すみません。 今度はもっと明るい話にしたいですね。 扉ページ←「ホーム」をクリック!で【今日の 小日記 (何それ、と言わないで^^;)】やってます。 私の日常の小ネタをチョコチョコ載せてます。そちらも是非!

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