2008/05/11(日)22:05
【24】中国で部屋を借りた話
オバチャンとの衝撃的な出会い。
でも、生活圏で日本人だと知られたくなかったので
(物騒な地域だったので)
次に会ったらどうしようかな、と思っていました。
会釈か微笑むくらいの当たり障りない挨拶で…
オバチャンも乗り込んできたから
ちょっと気まずいかもしれないし。
そう思っていたのですが
「サンペケラ?(上班去了?=仕事に行くの?)(^▽^)」
若しくは
「ホイチャ?(回家?=家に帰るの?)(^▽^)」
など、屈託のない笑顔で。
オバチャンは私の心配をヨソに、会えば必ず
話しかけてきてくれました。
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ある時、私が部屋に戻る時に後ろから肩を叩く人が。
「あー!(驚)アーイー!(←オバサン、という親しみこめた呼称)」
「ホイチャ?(回家?=家に帰るの?)(^▽^)」
「うん、そう。仕事終わった」
同じ方向へ歩く事になりました。
そして
「あんた、どこの人?(^▽^)」
・・・また?(~~;
こないだは「南から来た」って言ったけど
それじゃ納得いってないって事?
・・・具体的な地名が必要?(~~;
「香港」
と言っておきました。
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そして日曜日の午後。
今度はランニングにヒザ丈ズボンの旦那さんと一緒のオバチャン。
「ホイチャ?(回家?=家に帰るの?)(^▽^)」
旦那さんに「この子は上の階の子だよ」と説明した後
「あんた、どこの人?(^ー^)」
・・・また!?(゚Д゚;)
こないだ「香港」って言ったやん。
3回目ですので。
私は下記のように考えました。
もう一回「香港」って言おうか…?
でも、もしかして「香港人」じゃないって思ってるのかも。
挨拶くらいならバレないはずだけどな。。
でも万が一、深い付き合いになったら
中国人じゃないって分かるだろうし。。
全くのウソだって分かると後で気まずいしね(~~)
グチャグチャ考えた結果
「母は台湾人で、父は日本人。私は香港で生まれて、その後父の仕事の関係で
日本に戻って、そこで育って帰化した。だから今は日本国籍」(←作り話です)
と早口で言いました。(どうせ聞いてないだろ、と思って)
オバチャンとオッチャンは
「ふ~ん(・_・)」
とノーツッコミの後
「ツェーウェィ!(さいなら!)(^▽^ )/」
と去って行きました。
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そして、ある日曜日。
また後ろから声をかける人が。
「チューチュイラ?(出かけるの?)(^▽^)」
「アーイー!(←オバサン、の意味)」
今度は娘さんと一緒でした。
また「どこの人?」と聞かれると思いきや・・・
「この子は日本人だよ(^▽^)」
と娘さんに説明するオバチャン。
・・・!!
何、今の断定的な説明は??(゚o゚;)
もう「あんた、どこの人?」と聞かれる事はなかったです。
ちょっと不思議でした。
当時、私は普通にしていると先ず「日本人」と
思われる事はありませんでした。
深く話すと「大陸人じゃないでしょ?」と聞かれるくらいで。
でも中国語を長い間やっていますから、それは当然なのです。
「何人と思われるか?」を私は語学レベルや
周りから浮いていないか、のバロメーターにしていました。
そして、この頃は殆ど「外国人」と思われる事はなかったです。
(「日本人だ」と言っても信じてもらえない事もありました)
オバチャンとは部屋に入ってきた時と
すれ違いに挨拶する程度でしたから
バレる要素は殆どない、と思っていました。
でも「中国人ではない」とは思われていたのでしょう。
だから何度も聞かれたのだと思います。
そして私が考えた末にした、ややこしい説明も
聞いてないようでちゃんと聞いていて
「日本人なのか」と納得したのでしょう。
疑っている様子は全くない屈託の無い笑顔で3回質問されて
でも最終的に「日本人」で落ち着いた事で、
私もウソをつかずに済んだ、と少しホッとしました。
(だったら最初からホントの事言えば?ですが
殺人事件が多くて警戒していたのです)
そして母や父についての説明を、全くすっとばしている事が
細かい事はどうでもいい大陸の人らしくて楽しかったです^^;
案外、とても鋭いオバチャンだったのでしょうか?
こういうノホホンとしているようで鋭い人って、
割合いるんです…(^^;
つづく。
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案外、鋭いと思われるオバチャン。
でもトンチンカンな楽しい会話も、沢山ありました^^;次はそれをご紹介。
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