2008/08/30(土)13:58
【14】91年8月中国旅行
初上陸初日にて、いきなり中国人住宅に潜入。。(怪しい)
飛び飛びにしか覚えていないですが、
先ず・・・靴は脱がなかった。
前年の台湾で、やや免疫はあったものの
中国人の個人住宅は初めてだったので
その時は『お~!やはり家の中で土足か・・・』と内心つぶやく。
壁は ペパーミントブルー (←これのもっと薄くて、くすんだ色)の
塗料が塗っていて、やはり昔っぽいというか
くすんだような色味で地味に感じました。
特に目に付くインテリアはなかったと思います。
応接セットは、中国でよくある木の四角い椅子で
テーブルはガラスだったと思う。
・・・で。
リン先生が御両親に私達を紹介して
「オーニーハオ、ニーハオ!」
御両親は、落ち着いた表情で歓迎の意を示して下さり。
私とヨウコちゃんは 「ニ、ニーハオ」 緊張して
ペコペコ~!! (←バッタ風お辞儀)
挨拶が済んで椅子に座って落ち着いたら
私とヨウコちゃんは御両親を横目で「ジロジロ~」。
初めて身元明らかな中国在住「生中国人」との遭遇に、
どういう風に接したら良いのかとまどっていて
上から下まで、かなりジロジロ観察していたと思います^^;
御両親は…地味な色の服を着て、それなりのお年に見えました。
リン先生の年齢から50代半ばくらいと思われるのですが
日本人と比べると、もっと年上に見えたというか
若々しさがあまりないと言うか・・・
(後述しますが、当時は洒落っ気とか全然なくて、
みんな「スゥ!(素)」って感じでした)
御両親共、リン先生と同じく、背が高くて大柄でした。
大体、北の人は背が高く体格が良いですが
先生達は典型的な、北方家族と言った感じ。
私とヨウコちゃんは緊張しながらも、それなりに
頑張って愛想笑いを振りまいていたけれど、
御両親は全然それがうつらず、いいとこ口元が微笑むくらいで
無表情では勿論ないけれど、やっぱり表情に乏しかったです。
話によると御両親は昔、私の学校にも留学していたそうで。
その割には 『日本人に合わせてくれないな(・・;』 と思いましたが。
でも御両親の年代で国外に出ているっていう事は
かなり珍しい事だろうし、また息子のリン先生も
日本で教師しに来てるっていう事は、
相当特別な一家のような気がしました。
(母校と外語学院の関係もあるでしょうけど)
そういう所が威厳なのか何なのか、親しみやすいって感じではなくて
真ん中にずっとミゾがあるような、
変な緊張感を私とヨウコちゃんは感じていました^^;
御両親は私達に中国語で話しかけますが(日本語は殆ど忘れたそう)
私とヨウコちゃんが何度も
「えっ・・・?(汗)」
と聞き返し、出る言葉は
「請再説一遍(もう一度言って下さい)^^;」
「請慢一点児説(少しゆっくり話して下さい)^^;」
リン先生は私達の様子をチラチラ見ながら
聞き耳を立てていて、私達では難しいと思われる
単語だけ助け舟出してくれたのですが。
それでも、なかなか会話が進まなくて
御両親は我慢して待ってくれているけれど
私達は話そうとすればするほど焦ってきて(汗)
その内に私達は、分からないとすぐリン先生の顔を見るので。
最後はリン先生は、ため息をついて、
殆ど通訳してくれていました・・・
情けない・・・(TT)
リン先生も情けなかったと思いますが・・・^^;
* * * * * * * * * * * * *
リン先生のお母様が、お皿を持って来て
「どうぞ」と出してくれたのが・・・
こういうものでした。
スライストマトに、白い粉がかかってる。
(似たような写真を丁度拾いましたが、お皿以外は、そのものです^^;)
白い粉???(~~;(~~; ←私とヨウコちゃん
じ~っと見たら、
見た目から砂糖と判別。
トマトに砂糖をかけて食べるのは、
日本でもある、と聞いた事はありましたけど
身近では聞いた事がなく
実物は見た事も食べた事もなかったので
・・・どうしよ(・・;)
みたいな。
私 「…これ、砂糖ですか?(汗)」
リン先生 「はい。美味しいですよ^^」
私とヨウコちゃん 「・・・へぇ~(・・;)(・・;
ほぉ~(汗)(^0^;)(~~;)」(←どうしようか困っている。)
なかなか、手が出ない・・・(汗)
一応、とまどっている理由を話しておこうか・・・
私 「あ、あのですね、日本だったら、私は普通、塩を・・・^^;」
・・・かけて食べます。
砂糖をかけるのは初めて見たので、ビックリしてます・・・
言おうと思ったら
「塩だったら美味しくないでしょう!
これは甘くて美味しいですよ、
どうぞ!^^」
リン先生が、有無を言わさず畳み掛けたので(驚)
日本に住んでるリン先生がこれじゃあ(汗)
もう日本の事を話しても、
比較話題としてすら、意味なし!! の空気になってしまい ^^;
・・・いただきます (大汗)
なるべく端っこの
砂糖が少ないのを・・・どうしたのかな?
手でつまんだのかな?
よく覚えていなんですが、取り敢えず
先生たちの好意だから、出来るだけ受けよう・・・(汗)
恐る恐る食べました。
当然ながら
・・・・・・あっま~い・・・^^;;;
それでも!
ヨウコちゃんと二人、頑張って食べてました。
・・・が!
砂糖てんこ盛りの部分は
どうしても手が出ませんでした・・・^^;
この砂糖がけトマトは実は割りとポピュラーで
夏の食べ物として、よく食べるようです。
先生の家で頂いたのは、皮付きをそのまま
スライスしたのにかかっていましたが
皮を湯剥きしてからスライスして砂糖をかける方法も
ネットでは紹介されていました。
「糖拌西紅柿」「糖粉西紅柿」「糖番茄」
等と呼ばれているそうです。
これ以降、見た事はありますが、食べた事はないです。
恐らく、あれが最初で最後なのでしょうか。。。
お一つ、いかがですか・・・
つづく。
この話は1991年の夏の出来事を書いています。
古くて、すみません!良かったら一緒に当時の中国を感じてください。
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さりげなく砂糖をこそげ落としながら^^;食べようかとも思いましたが
見られたら、とんでもなく気まずくなりそうだったので
砂糖が少ない部分を選って食べるのが精一杯でした・・・
ちょっと、リン先生の性格、見えるでしょ??
先生は既に日本に来ていたけれど、まだまだ中国人らしい人で
その辺が何と言うか、苦手だったんですが・・・
次回は、そのリン先生の発言に、私達が「目が点」になった話を中心に ^^;
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