2008/09/15(月)12:31
【29】91年8月中国旅行 《秘密のやり取り?&三度目の正直》
翌朝。
8時くらいに起きましたかね・・・
ヨウコちゃんの表情は早速暗くて
どうしようかと思いました(--;
普通は、そんな反応になるよな・・・女の子だし(汗)
でもまあ、今日は前川先輩にも会うし、どうにかなるかな
思いながら朝食へ。
食堂へ行く間に中庭がありました。
そう、このホテルは四合院を活用したホテルだったのです。
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四合院・・・中国の伝統的家屋建築。
中国の華北地方以北及び西北地方に多く見られるが、
特に北京市街ではその多くが胡同に面し、
昔ながらの風景をしのばせる物として著名。
画像では
こんな風に真ん中に中庭があって、それを四角に囲むように
家屋のある建築方式なんですが
どの方角に門を置いて、とか
どこが居間で、とか、台所で、とか
細かいきまりがあるそうです。
北京オリンピックの為に、胡同や古い街並みを
かなりぶち壊したようですが勿体無いですね。
後で 「しまった!」 と思って再現しても意味ありませんからね。
文化的歴史建築物は時間が価値なんですから(汗)
上海バンドの建築物も古いからこそ価値があるのに。
古いものにばかりこだわるのもアレですが
守るべきものはあると思うんですよ、色んな意味で。
今この世に生きている人にしても
ふと振り返った時に原風景が見当たらないのって
人として寂しいと思う。
新しけりゃいいってもんじゃないと思うんですがね。。
四合院、私は詳しくないので解説できませんが
ご興味ある方は 「四合院」 で検索されると沢山でてきますので是非。
中国文化と、それに伴う中国人の生活風景が感じられて面白いと思います。
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さて食堂。
先ずは昨夜のオッサンがいないか私が確認して。
いなかったのでヨウコちゃんを手招きして呼びました。
でも兄ちゃんはいました(!)(←食堂給仕係)
「早上好(おはようございます)」 と挨拶すると
兄ちゃんは軽く会釈して、ヨソヨソしくすぐ行ってしまったので
『ああ、忙しいのか』 と席へ。
朝食に何があったか忘れましたが
マントウ(中国式蒸しパン)あったかな?
私達はお粥を食べました。
中国でお粥・・・って言うだけで、「っぽい」から
ちょっと嬉しかったりして(*^^*)
食べていると兄ちゃんが漬物を持って来て
「これと食べると美味しい」 と勧めてくれたので
「謝謝^^」 と頂きました。
そして
少しかがんで 「給我写信 (手紙書いてくれ) 」 小声で私に。
・・・(考)・・・(~~;
「いいよ、分かった。あなたの住所は?(小声)」
「このホテルの住所で (小声)」
・・・なんで小声なの?(汗)
思いながらも会話は続く。
「あなたの名前は?(小声)」
「ラオチエン(小声) 」
「え?(汗)ラオ・・・?(小声)」
兄ちゃんは、そこらの紙に 「饒 健」(←実際は簡体字)と書いて
素早く私に渡したので、私は手の中に握りこみました。
そして兄ちゃんは、また目配せして去っていきました。
饒 rao(2声) ラオ
という苗字の人は初めてだったので、
この小声のやり取りは、とても印象的でした。
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ホテルを退房(チェックアウト)し
また行商スタイルで街中へ。
バスで移動し、北京飯店に到着。
ロビーは冷房が効いていて快適でしたが
ホンマに前川先輩、来るんやろうな~(不安)
とても不安でした。
チイちゃん達は誘ったけど別の予定がある、と
来ないとの事で、ヨウコちゃんと二人でした。
これで何度目になるのかな?
港は省くとして、
旧CITSの前、と
ホテルに来るって言って来なくて
3度目か(!)
もうホンマに来てや~先輩。(汗)
あんたに頼む言うたん私やし、ヨウコちゃんも
ブルー入ったままで全然話せえへんし、大変やねんから~(頭抱える)
そして先輩は
11時半を過ぎても、
現れませんでした(!)
マジでぇ!?(大汗)
もう、ソワソワして
立ち上がって探しに行こうとした時に
ガラスの自動ドアが、ガーッと開いて。
Tシャツにジーンズ姿で
体を左右に揺らして歩いてくる。
サル顔の人が・・・
もしや、あれは・・・?(~~;
サル顔の人が
「ヨッ♪」 と手を挙げたので
「前川先輩!!!」
とうとう会えました!(嬉)
かなり痩せてて、
そして中国ナイズされていたので ^^;
すぐには分からなかったのです。
【8/4の出費】 (←忘れてました)
北京→フフホト(内モンゴル)行き切符:129元、KFC:11元、スイカ:1.6元、
ジュース:1元、バス代:0.4元、ジュース:1元、ホテル代:50元、101B:50元
計:244元 約6,515円
つづく。
この話は1991年の夏の出来事を書いています。
古くて、すみません!良かったら一緒に当時の中国を感じてください。
↑ よろしければ是非、一回押してやってください。。
■ホテルの兄ちゃんは、実はちょっと男前でした^^;
と言っても歌手の森進一氏に少し似た陰のある風貌でロン毛、
あまり好みではなかったのですが。(←何を贅沢言ってるんでしょうか? ^^;)
しかし兄ちゃんが小声で 「手紙くれ」 と言ったのは何故なんだろう?
仕事さぼってると思われるから?
ナンパしてると思われるから?
外国人と話していると(←見た目でバレバレだった)思われたくなかったから?
よく分かりませんが。
とにかく兄ちゃんは人目を気にしていました。
そんな中、頼まれたので何だか断れなくて
取り敢えず名前を書いた紙を受け取りはしましたが・・・
彼との手紙のやり取りについては、また後ほど。
■そしてとうとう会えた前川先輩。
ホントにすごく痩せていました。
たった4ヶ月なのに5キロ痩せたと言っていました。
髪型も中国ナイズされていて、
風貌も先祖返りしていて(^^;)、すぐには分からなかった。
この後、食事して、他色々案内してくれるのですが・・・。
先輩の異変に気付きます(汗)
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