全て
| メール更新(雑記?)
| 雑記?
| 歌詞(耳コピ
| 13日
| 詩
| 記念
| 絵でも・・・・
| 小説
| 掌編
| sudetto
| リトルバスターズ!
| PCゲーム
| 狼と香辛料
| 報道
カテゴリ:小説
そこには、彼女がいた。
昨夜と同じように。外灯の下、橋の欄干に手をつき、川の流れを見つめている。 俺は改めて彼女を見た。髪は両方リボンで結わえており、そこから腰のくらいまで、サァッと流れている。とても綺麗な黒髪で、そよそよと風に揺れている。リボンについてもそうで、髪を結わえているリボンも相当な長さがある。コレも腰の辺りほどだろうか。ツインテールに結わえられた髪より、少し短い程度。 服装は・・・どこかの制服なのか、半袖にスカート姿。背は、橋にもたれている為、きちんとは分からない。が、俺より少し低いくらいだろう。 「ん?」 彼女がこちらを向いた。どうやら俺に気づいたらしい。 「こんばんわ」 彼女は柔らかく微笑み、挨拶をした。 「こんばんは」 釣られるようにして、俺も挨拶を返す。 「で、いきなりだけどさ。決心はついた?」 「いきなり過ぎだろ」 「そお?まぁいいじゃない」 「いいのか?」 「いいの」 「そうか」 何を言っても無駄な気がしてきたので、ここら辺で切り上げておく。 「決心って言われてもな。昨日の今日で決まるかっての」 「う~ん…」 彼女は少しばかり唸った。 「どうしたら信じてくれる?」 困ったふうに首を傾げた。 「…なら、俺の質問に応えてくれ」 「そんなことでいいの?」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月26日 20時16分17秒
コメント(0) | コメントを書く
[小説] カテゴリの最新記事
|