カテゴリ:私論
始めは本当に怖かった。右も左も分からず、外に出るも嫌だった。辺り見回すと見慣れない人種の数々に戸惑いを隠せないでいた。科目の中で唯一自信のあった英語もいざ外人と話すと何の役にも立たない。駅で切符を買う時も、全然通じず、本当に自分がみじめに思えた。父親の仕事の関係上、海外生活には慣れていたはずなのに・・・かくして、僕のロンドンでの新生活は最悪の形で始まったのである。
1995年9月、イギリスにあるアメリカンスクールへ入学が決まり、4年間お世話になった。明け方の3時にお祈りするアラブ人、靴を洗濯機に入れるアメリカ人等、始めは驚きの連続で戸惑いもあったが、今まで見たことのないものばかりで、毎日が新鮮だった。改めて海外に来たんだなと実感した。ちょうど学校に入学してから半年を過ぎた頃、マイナス思考だった僕が段々とイギリスの生活に魅力を感じ始めたのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/08/25 08:44:16 AM
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