今回はYOSHIを引き連れて、梅雨明けの霞水系の釣行となった。

よく考えてみると、YOSHIと霞で一緒にオレのボートで釣りをするのは今回が初めてのような気がする。



さて今回の作戦は、前日に利根川の支流の黒部川が炸裂しているという情報をもとに朝一はそちらのチェックからはじめてみることにしてみた。


水門を２つ通過してやっとたどり着いた黒部川の中流域には、この時期名物の灯篭が張られていた。



この灯篭なんだけど、地元の小学生達の願い事が１つ１つ書かれているのだが、その多くはサッカーの選手になりたいとかケーキ屋さんや花屋さんになりたい系が目立つように多かったけど中には「サラリーマンになりたい」「派遣社員になりたい」「メイドさんになりたい」なんていうのもあったりして笑わせてもらいました。
ごめんなさい。


灯篭に気を取られっぱなしで上流へと上がってしまい、すっかり水のチェックも忘れてしまっていて、ポイントに着いてみると濁りと流れが強いことに気付く。ベイトの気配もないがとりあえず釣り開始。


オレはシャロークランクとBTSでブレイクまでをチェックして、YOSHIには対岸の護岸沿いのシェードをフットボールジグでチェックしてもらうことにした。


この濁りと流れの中でもとりあえず期待の出来そうなストレッチをしばらく流してみたけれども2人でノンキーサイズを2尾ずつと情報とは全くかけ離れた釣果にこの川を見切ることにした。


見切った最大の要素は濁りと強い流れの他に減水が始まっていたからである。



時計をみると9時前で、さすがに梅雨明けだけにこの時間にして30℃近くまで気温が上昇し蝉の鳴声がうるさい。



情報をもとに半分ウカレ気分でこの川に来てしまったが、やはり情報は情報でこの霞水系はそんなに甘くないのである。

朝の貴重な時間をハズしてしまったが、常陸利根川、外浪逆浦や北浦は7月中にかなりやり込んでいたのでこれから仕切り直しといったところである。


再び、2つの水門を通過し常陸利根川に戻ってみるとこちらもかなりの減水気味である。

とりあえず、外浪逆浦のアシの前の捨石エリアは減水時にはかなりのB.Bをストックするのでチェックしてみる。


開始早々、いきなりロックパイルクローでバイト。強烈なファイトであがってきたのは1500g強のナイスフィッシュである。



今シーズンのオレのお気に入りの定番アイテムがロードランナーのHB511LLというショートでライトパワーのロッドでのシャロークランキングでこれにDUELのX-TEXコブラの16lbという一見アンバランスなセッティングで使用している。


理由は小型のシャロークランクをしっかりと投げられることと、込み入ったカバーにねじ入れる様にキャスト出来ることである。


X-TEXコブラの16lbで組む理由はカバークランキングでの魚をしっかり取ることと、根掛りによるルアーのロストを抑える為。

そして最大のシークレットはシャロークランクの潜度がワンレンジラインを太くすることによって浅く調整出来ることである。


ここ数年、カバークランキングをやり続けているがシャローのB.Bのプレッシャーが大きいほど、シャロークランクのリップがボトムやカバーをコンタクトし続けるアクションを嫌っていることに気付いたからである。

これは、あまり公然とされていないシークレットである。

このブローグを見た人だけの特典だと思って是非試してみてほしい。


さてその後のシャロー捨石パターンは、いいテンポではないが常陸利根や北浦でポロポロと拾っていく感じで、やはり梅雨明けでB.Bの状態が変わり始めているようである。






7月中にノンキーからナイスフィッシュまで炸裂していたBTS＋スキッピングシェード＋スピンブレードも梅雨明けと共に威力がパワーダウン気味である。


ピーカンで気温も35℃近くまで上昇で、サマーパターンの1つであるアシのシェード撃ちも予想外の減水で成立しなく魚も湖もタフな状況になってしまった。


まあ、霞水系ではよくある状況である。

そんな時はディープへと釣りのスタイルを変更してしまいがちであるが、シャローの縦ストを意識してみると意外と釣り易いB.Bを見つけることが出来るのである。



釣り方はノーシンカーからヘビーテキサスまで様々なリグが使えるが今回は梅雨明けで今まで手長エビをメインベイトとしていたが今日釣っているB.Bを見ていると、手長エビパターンも終わっている感じで変わりにハゼがシャローに多く見られたのでオレの引き出しの持ち駒であるエスケープ　ジグツインフリップのライトテキサスで様子を見てみるとシャローの縦ストから終了までノンキーも混ざるが1kg弱まで釣り続けることが出来た。



このリグのセッティングは1/8ozのシンカーであえてペグ留めはしない。ラインも20lbと太いラインを使うのだが、理由はまたの機会に話したいと思っている。


こんな感じの梅雨明けの霞水系だったが、メインベイトが変わったことや減水による魚のポジションなどを釣りながら理解できたのでなかなか充実した1日となった気がする。


YOSHIもいいサイズ釣ることが出来た。


それにしても霞水系の釣りはちょっと癖があり過ぎてかなり関東地域では難易度が高くなってしまった気がする。

トーナメントで霞オンリーでやってた時はそんなこと思いもしなかったけど、いろいろな湖をここ数年釣りをするようになって気が付くことって意外に多くて驚いています。

そーいえば、今回オレが着ているTシャツは今期のマイクロプテラスの新作！
かなり人気で品薄らしいので、見かけたら宜しくっ！！！