2016/03/13(日)17:53
三原山地蔵尊
三原山へ登る登山道(御神火スカイライン)はただいま補修中です。
歩いて登山していた時代の旧登山道の5合目に「三原山地蔵尊」が今も健在です。ちょうど谷と谷に囲まれた尾根に建立されてあったために両谷は激しく崩れていますが、地蔵尊はまったく無傷です。
「三原山地蔵尊」には石でできた六地蔵と延命地蔵尊、線彫地蔵尊(画家の木村武山の描画)が建立されており、石柱の文字は画家で書家の中村不折が書かれた貴重なものです。
昭和ひとけたの時代、三原山への投身自殺がブームになったことがあり、その霊をなぐさめ、生きることの大切さを教戒し、青少年の将来を祈願する目的で登山道わきに建てられた地蔵尊です。
趣旨は若干違いますが六地蔵つながりで、円空彫六地蔵もここに安置を、ということで話は進んでいたのですが、土砂災害の影響でまだ見通しが立っていません、勝手に同じ場所の仲間にしていただくという訳にもゆかずです。適地の選定を進めてはおりますがどうなりますか。
折角なので山開きの日に歩いて下山しながらご対面をしてもらいにゆきました。(2枚目の写真です)
私はある特定の信心や熱心な信者でも何でもありません、ご縁があって巡ってきたお話だったので、何かお手伝いができればと思ってやっているだけのことなのです。