利と義は対立しない【利と義は対立しない】利益の追求は企業の義務ですが、 利益優先に走れば道理を見失います。 易経は、「利は義の和なり」と教えています。 「利」は利益、「義」は原理原則に従った正しい経営です。 「利」を得るには私情・私欲を厳しく断ち切って 良い実りを得る「義」が必ず必要です。 つまり利と義は相反するという発想はしていません。 原理原則に則って春に種をまき、 秋に収穫する正しい経営は、 中長期的に見たら必ず利益を生みます。 ところが、目先の利益を追求するという視点でみれば、相反する。 だから、義には目をつぶって利をとろう、という会社が多いのです。 利益を優先するとはつまり、「時流」に乗ることです。 一方、利と義が和するということはその時にぴったりの、 的に中る行動である「時中」を行うことです。 また易経は、 「何をもってか位を守る、曰く仁。 何をもってか人を聚むる、曰く財。 財を理め辞を正しくし、民の非をなすを禁ずるを、義という」 と、教えています。 竹村 意訳: 企業は仁愛、つまり社会貢献によって信用を守り、 財をもって、働く人々を集める。財を有効に使い、 企業の意志と透明性を言葉であきらかにすることで、 非合法な過ちを犯そうとするのを禁じることができる。 これが正しい経営である。 「財を理め」は、「理財」の出典です。 易経は、財の運用、経済の回し方にも 「義」が必要だと教えています。 片手で民から搾取し、もう片方の手で慈善事業といって 寄付をすることではないのです。 『リーダーの易経 第七章』より 『リーダーの易経 「兆し」を察知する力をきたえる』 (角川SSC新書)¥864 よろしければ応援の↓クリック↓を~(^^) ☆引用される場合は必ず引用先を明記されるよう、お願いします☆ 中日新聞夕刊7/24のランキング 三省堂書店 名古屋高島屋店 & 星野書店近鉄パッセ店 共に1位! 感謝です! 三省堂品川駅南店 7月18日の朝日新聞・全国版に掲載されました。 紀伊國屋書店新宿本店・新書部門1位(7/14) 星野書店近鉄パッセ店・新書部門1位(7/6~12) 三省堂書店 名古屋高島屋店・総合1位(7/10~16) 感謝です! 『リーダーの易経』が角川SSC新書のベストセラーランキングで1位、一番ほしい物リストで1位! なんと、一番ギフトとして贈られている商品で1位は『超訳・易経』でした! (2014.7.16現在) 丸善丸の内本店で、新書ランキング5位!(7/14~23) 三省堂書店名古屋高島屋店で平積み! 全国の三省堂、紀伊國屋、丸善ほか、大型書店にあります。 ジャンル別一覧
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