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チェッカーズ。
僕らより少し年上の彼らに対し、大ブレイクしたころは 少し反感を持っていた。 聞きたくなくとも聞こえてくる、覚えてしまう、 涙のリクエスト、星屑のステージ。 いつしか、はじめの反感は薄れ、カラオケでの懐かしレパートリーのひとつと化していた。 そんな過程の中、ソロでフミヤが歌った、TRUE LOVE なんかは、結構好きな歌カラオケ版ベスト5に入っていたりする。 とりたててフォローしていたわけではないから、彼らの解散の状況は知らない。 ただ、映像で見る彼らのなかで、高杢だけが妙に浮いており、かつ いい人っぽく見えていた。 大人の纏め役、という風に感じていた。 それは、アルフィーの中で、リーダは(才能あるんだろうが)一番地味であったのと、無意識にオーバラップさせていたのかもしれない。 そんなある意味しあわせな、田舎から都会へ出てきた人たちの成功たん(あー、相変わらず字が出てこないな・・・)、そして解散後は個人が自分の道を見つけてがんばっているのだろう、いや、そうあってほしい、と思っていた僕のささやかな思いを、 裏切る本が発売となったようだ。 別に高杢に怒っているわけではない。 胃がんだという彼は、本当に厳しいんだろう。 まして、僕は新聞読書欄でその紹介を読んだだけだ。 彼になんかをいう資格なんてない。 だが、彼が、今になってフミヤへの恨み、、解散の恨みから、 解散間際フミヤをパシリにつかっていたことを暴露する、 そのパシリの時の両者の気持ち、それを敢えて今、メディアに、 シアワセなチェッカーズ幻想をもったままの、僕のような薄い同時代のファンに、 突きつけざるを得なかった心境、 それを思うと暗澹たる気もちになってしまう。 キビシイなあ・・・・・。 でも、無責任なようだが、がんばってほしいな、高杢。 新潮社、1300円、”チェッカーズ” 高杢禎彦著 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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