続・ツバメの六平
プロローグ ツバメの六平の巣と同じアーケードの10メートルほど離れた位置にある小振りの巣で、別の母鳥が抱卵を続けていた。だが抱卵を始めてもう一月が過ぎようとしていた。その1 話は遡るがツバメの六平一家が飛び立って一週間ほど過ぎた6月の中旬、A某は毎夕その巣の近くの電線で声高らかにさえずる別のツバメに気付いていた。決まった電線の決まった位置に留まって、地鳴きとは明らかに違うさえずりで鳴くのだ。 ----------------------------------------------------------------- この続きはフリーページの「続・ツバメの六平」で見てね。