息子、骨折 ⑥ プレートの除去手術が決まりました
去年の6月、MTBでトレイル中に転倒し左鎖骨を骨折したウチの息子。転倒により鎖骨は4つに折れ、それをプレートでつなぐ手術を昨年の6月に受けました。手術から一年。経過も順調なので、プレートを除去する手術を受けることを決めました。プレートは絶対に外さなければならない、というものではなく、プレートが入ったまま日常生活を送るのも可能です。ですけれど息子は、どうしてもプレートが邪魔になるとのこと。プレート除去の手術には、もちろんリスクが伴います。主治医からお聞きした、リスクは以下の事柄です。①プレートを外す際に、再骨折するかもしれない事。②プレートを外した後の骨にはボルトで止めていた穴が残る為、強い負荷がかかると骨折しやすい事。(これに関しては、徐々に骨は再生されて穴は塞がるそうです)③鎖骨の上には太い神経が通っており、プレートを外す際にそれを傷付ける可能性がある事。(それにより、皮膚の感覚が消失するかも?)③の説明の際に、主治医がプレートを入れた時の画像を見せてくれました。鎖骨を繋いだプレートの上、輪ゴム程の太さの神経が三本、渡されているのが見てとれました。(“神経”がそんなに太いなんて、衝撃でした!)鎖骨を繋ぐ手術では、なるべく神経を損傷しないように、丁寧に慎重にしてくださったそうです。本当に感謝です。その手術から一年が経過して、新たな組織もプレートを包むように出来上がっていて。そこからプレートを除去するのは、骨折の手術よりも難しいそうなんです。それはそうですよね、素人の私でも想像にかたくありませんから。病院の帰り道、ピアばんだいにてコーヒーブレイク。命に関わるような手術ではないけれど、息子の将来未来、これからの彼の長い人生で使っていく身体にメスを入れる事だから。「皮膚感覚がなくなっても仕方がないよ」手術に対して、そんな風に言う息子。母は、どうしても心配してしまうけれど。主治医の先生と息子を、心の中で応援して祈るしかないのです。