傅清泉老師が来た!
週末、やっぱ、、、というか、なんというかで太極拳をさぼってしまったので、今日こそは早起きするぞと、昨日、寝たのが1時過ぎにもかかわらず、5時にはちゃんと目が覚めた。水を飲んでから、家でまず準備運動をして、「どんど晴れ」の録画をセットして出かけて、なんだか、完璧な週の始まりって感じ!今日は、羅先生の太極刀のレッスンの日。まず先週の復習ってことだったんだけど、みんな、もうついていけない・・・ってことで、羅先生が先週のおさらいをしてくれてたところに、2人の男性が向こうからやってきて、羅先生に話しかけた。30人以上の生徒に教えてる最中の先生に声をかけるなんて、どういう人?羅先生は、教えるの中断して、すっかり話し込み始めた。1人は知り合いで、1人が中国人らしく、中国語で紹介しあったりしてた。まあ、みんな、どうせ周りの人と教えあって復習するので精一杯だったんで、それぞれ練習していたら、「先生(アーチャン)が刀をやってみせてくれるって」ってことで、ザワザワ。わけわからず眺めていたら、そのゲストの中国人が、太極刀を持った。背はあまり高くないけど、体格がしっかりしていて、おおーっ、ひょっとしてこの人、タダ者ではない? どんな演武をするかわかんないけど、ともかく、携帯でこっそりビデオにおさめておこうか・・・と、慌てて携帯を手にして、盗み撮り、撮影成功!ただ、ビデオ撮る時っていつも思うのだけれど、細かいところも全体も見られずに、レンズに納めることを優先してしまうので、ちょっとジレンマ。おまけに太極刀がまだよくわかっていないんで、どう素晴らしいのかもよくわかんない。ただ、結構動きが早くって、体格のよさ、足腰のどっしりさにも関わらず、なんだかスルスル流れるような、刀も一緒にヒュイヒュイと軽々動いてる。これまで太極刀というと、男性がしているものは、おじいさんがよいしょ、って動いてるのしか見たことないから、なんか、イメージ違うかも。ともかく、今習っている套路(13式ということが判明)のDVDなんて手に入りそうもないから、ちょっと貴重じゃない?終ってからその人を囲んでみんなが話していたのだけれど、太極拳に詳しいヴュウちゃんパパが「この人は、フー○×!?のグランドソンで、オーストラリアで太極拳を教えてる」と教えてくれた。「フーなんたらって、なんだ?」よくわかんないので、聞き流そうと思ったんだけど、ヴュウちゃんパパがわざわざ私に教えてくれたってことは、凄い人かも? ってことで、真剣に記憶をクルクルさせてみたら、フーってのは、ひょっとして、太極拳の系譜でよく見る人偏で博士の博に似た字の人? 私、「でん」とか「はく」とか、正しい読み方も知らずに眺めてたわ(^_^;)ヴュウちゃんパパに字を書いてもらったら、まさにそう!おー、盗み撮りしたビデオは、ちょっとどころか、かなり貴重なものかも!!私がキラキラした(?)目で見てたからか、傅老師と目があって、そしたら周りも「この子は、日本人」って老師に話してくれたら、いきなり「おはようございます」と、きれいな発音で話してきた。その後の会話は、英語だったけれど(これまた流暢)、「日本のどこ? 私は、東京、神奈川、広島、福岡、沖縄で、この8年、毎年教えに行ってます」だそうで、名刺をくれた。さらに、オーストラリアは、パースなんだそうで、思わず「えっ、パース! 私の大好きな所です」って話したら、パースの名刺ももらってしまった。みんなの前で、ちょっと特別扱いで恐縮。その後、みんなに話してたのは中国語で、カタコト単語が時々入ってくるけれど全体がわからず、ああ、やっぱこれくらいの中国語は覚えなくちゃ・・・と反省。24式、42式と、いろんな套路の単語はわかったんだけどね・・・。どうやら、「套路というのは、ホントにたくさんあるけれど、全部やる必要も覚えなくてはいけないってこともなくて、自分で決めたものを徹底的にやるのがいい、私なんて、もう忘れたのいっぱいよ」というようなことを言っていたらしい。うっ、うっ、うれし~!(^^)!最近の私は、太極刀こそ、新しく覚えようとしているけれど、後は、42式の太極拳と剣、85式楊式太極拳、それくらいで充分、それだけ地道にじっくり生涯やっていこうかな、なんて思ってたほどだから。42式は、比較的いろんな動きが入ってるしね。42式をやるために、陳式も呉式も孫式もやってみなくちゃいけない、って言われると、ちょっと困ったもんだけど、ともかく、42式を80歳になって軽々やれたらかっこいいんじゃーないかと。まあ、そのうち趣味が変わってくるかもしれないけど、とにかく、今は、これと決めて、これだけを必死にやろうって、なんか、心が決まってたのよね。周りが新しいこと覚えたり、後から習った人がいろんな套路を覚えて上達が早くてすごいよ、なんて情報聞いて、昔なら焦ったんだろうけど、香港大会から、私はかわったのだよー。だって、大会に出るのも拳1つと武器1つで充分だし。日本人会の方で32式剣をやってるけど、まあ、42式と基本は一緒だから、基礎練習のつもりで習っているって感じで、文化祭が終ったら、32式剣はもうやらない気がする。日本の教室でもそうかもしれないけど、みんなと習うっていうのは、自分がやりたいこと以外のこともやることになるので、それは、微妙にジレンマだよね。もちろん、基本は同じだし、先生に見てもらえる貴重なチャンスなので、ありがたく教えていただいているんだけど。ただね、指導者になる人は別だろうけれど、私は、指導者になるつもりは全くないし、自分が好きなこと、気持ちよくできることをする、それこそまさに太極拳なんじゃないかと思うから、もう、周りにあまりふりまわされないで、わが道を行くことにしたんだよね。それを励ますような言葉が聞けて、しかも、太極拳界では、とってもえら~い老師に言ってもらえたなんて、すごくうれしい。・・・ということで、今朝は、ツイテル、ツイテル、ありがとー! だったのだー。以下、ウィキペディアより傅 鐘文(ふ しょうぶん、1903年 - 1994年)は、楊式太極拳の楊澄甫の親戚。 子に傅声遠、孫に傅清泉、弟に傅宗元がいる。幼いころに、楊澄甫に楊式太極拳を学んだ。 1944年、上海において「上海永年太極拳社」を設立した。 上海を拠点に、中国の国内・国外に出向き、太極拳を広めた。著書には、「太極刀」(1959年)「楊式太極拳」(1963年)があり、日本、アメリカ、ドイツ、フランスなどで翻訳されている。弟の傅宗元も、上海で太極拳を指導した。後年は、永年に戻り、地元の楊式太極拳の後継者育成に尽力した。