「医学のたまご」海堂尊
医学のたまご価格:1,365円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)僕は曾根崎薫、14歳。歴史はオタクの域に達してるけど、英語は苦手。愛読書はコミック『ドンドコ』。ちょっと要領のいい、ごくフツーの中学生だ。そんな僕が、ひょんなことから「日本一の天才少年」となり、東城大学の医学部で医学の研究をすることに。でも、中学校にも通わなくっちゃいけないなんて、そりゃないよ…。医学生としての生活は、冷や汗と緊張の連続だ。なのに、しょっぱなからなにやらすごい発見をしてしまった(らしい)。教授は大興奮。研究室は大騒ぎ。しかし、それがすべての始まりだった…。ひょうひょうとした中学生医学生の奮闘ぶりを描く、コミカルで爽やかな医学ミステリー。★★★ 仲間 かっこいい なごむ『マドンナ・ヴェルデ』に続いて、読みました『医学のたまご』!!あの時に生まれた双子の男の子・薫くんが主人公です。誕生の秘密に関しては…何の記述も無かったですね。母が双子の片方・忍を連れて父と離別してるのは知ってるようですが。山咲さんを自分のシッターとしてしか認識してませんし…。でも。薫くんの伸び伸びとした性格から、どんな風に育てられたか想像がつきます。クラスメートにも恵まれてるみたいで。(笑)そんな彼が「東城大学の医学部で医学の研究をすることに!」って。オレンジ病棟云々、乗り合いバスに同乗した幼いカイ君など、今後、どんな風に関わっていくか気になる展開でした。薫くんの父親・伸一郎さん。相変わらず海外在住なんですね。息子とは頻繁にメールしあってるようですが…。『マドンナ・ヴェルデ』で、みどりさんに送ってたメール同様「今日、食べた献立」を息子にメールしてるとは…何だか笑えました。そして、そして…読んでて良かった『ナイチンゲールの沈黙』!!『マドンナ・ヴェルデ』は読んでなくても充分読めますが。『ナイチンゲールの沈黙』を読んでないと、絶対に損します!!*以下。ネタバレ反転*スーパー高校生医学生・佐々木君が『ナイチンゲールの沈黙』のアツシ君とは!わずか5才で眼球摘出手術を受けて、その後、気になっていたのは確かです。奇しくも、弟も同様の病魔に冒されてしまったようですが、その病魔を治療する為、医療の道に進んだなんて…随分、立派に!!今や小児科看護師長となった如月翔子を当時のままに「ショコちゃん」と呼んでるあたりに面影が…。非公式ファンサイトで登場人物のリンクがあったので掲載。 http://kaidotakerufan.blog24.fc2.com/blog-entry-30.htmlこのシリーズは、まだまだ今後も続きそうです。もしかしたら。もう片方の双子・忍の登場もいつしか有るかも?大らかに育った薫と違い、忍は…母親譲りの恐い女になってそうな予感…。(^_^;)