2005/03/17(木)10:48
チョン・ダウンのママ
はんらが、ここはんらマンションで特に親しくしているのが、タウニオンマ(=チョン・ダウンのママ)である。
チョン・ダウンは、うちのコーちゃんと同級生。
これまで一度も同じクラスになったことがないが、共にボーイ・スカウトに参加しているため、そこで知り合った。
「チョン・ダウン」というのは、そのままハングルで書けば「愛情深い」という意味である。
なかなかイカしたネーミングである。
そして、彼はとても優等生である。
毎年、クラス委員をしているし、試験もほぼクラスで1,2番の成績だ。
8科目中、7科目で満点取ったりしている、信じられないお子ちゃまである。
勉強だけでなく、テコンドーも上手で、時々試合に出たりしている。
バレンタインデーの時も、どっさりチョコレートをもらっていた。
そんなスーパーボーイのママ、タウニオンマは、とても情の深い人である。
はんらより1歳年下なので
「オンニ(お姉さん)、オンニ」
と言って慕ってくれている。
実際には、はんらが教えてもらったり、手料理をご馳走になったりしてばかりで、タウニオンマのほうがオンニのようである。(^^;)
きのうも、うちにヒョッコリ来た。
そして、
「最近、テレビが大変でしょ?夫婦喧嘩してない??」
とニッコリ。
今、在韓の日本人は、大部分が「竹島問題」で過激になっている韓国で、辛い思いをしていたり、イライラしてたり、ひきこもりになっていたりしているのではないだろうか?
テレビをつけるたび、あんまり過激なニュースばかり流れるので、ノックアウト直前である。
そんなはんらを心配して来てくれたらしい。
話では、タウニオンマの家族みんなで心配してくれているらしい。
夫婦喧嘩してないか、
コーちゃんたちが混乱していないか、
と。
こういうときなので、とても嬉しかった。
タウニオンマは、韓国の大学で歴史を専攻した人なのである。
その上で、日本が全面的に悪いわけではないし、韓国が全面的に良いわけでもないと思っているそうだ。
そして、一番大切なのは、過去に戻ることではなくて、これから先 両国がいい交流をして一緒に発展していくことだ、歴史を勉強する理由もそこにあると言う。
何より、外国暮らしをしているはんらのことをいつも気遣ってくれる、その心遣いが一番嬉しい。
やはり、この母にして、このスーパーボーイ チョン・ダウンあり、なのである。