【父親が息子に伝えるマンション学】

「この家が良くないところは・・・」
普通なら、自宅を売りに出すのに、
自ら悪いところを始めにアピールするお客さんは
いないですよね。

でも、今回のお客様はそういって
自宅のデメリットを話し始めたんです。



「一坪５０万円くらいで家を建てようって、考えていたんですよ」

でも・・・

お客さん：「気がついたら一坪９０万円を超えていたんです」

私：「どうしてそんなに高いものを作ったんですか？」
　　　不思議に思って、そう聞くと、

お客さん：「ただ、壁が厚いから良いって言うんで・・・」

家を施工したのは、とある有名○○ハウス。
このメーカーの売りは、外壁が厚く断熱効果が良いこと。

確かに、見てみると外壁は普通の戸建よりも
かなり厚い。

多分メーカーの営業マンが言うように
性能はかなり良いのだろう。

それよりも、私が、感心したのは、
お客さんの当初の予算の約２倍近くの価格の家を作らせた営業マンのトークでしす。（これは、賞賛の反対の意味です）

普通、坪５０万の家を考えていたとしたら
どう高かく見積もっても６０万だろうなぁ。と思うんです。

それなのに、どうやったら予算の２倍近い価格のものを
お客さんに作らせることができたんだろう・・・と。

そして、その営業マンにこのお客様の現在の状況を説明したら
どう答えるんだろうか？

営業マンは、今も一生懸命この高い家を売り続けているんだろうか？
聞いてみたい。

今回のお客さんと会うキッカケは、ある人の紹介でした。