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2005年08月29日
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【木造住宅の75%、耐震性に不安】木耐協が診断 

全国約850の工務店などで構成する、
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協、東京・千代田、小野秀男理事長)
は25日、耐震診断結果調査を発表した。

2002年7月から05年6月までの3年間で診断した約5万3000件のうち
75%が耐震性に不安があることが分かった。

 診断結果では、「倒壊または大破壊の危険がある」という住宅が
全体の53%(約2万8000件)。

「やや危険」が22%(約1万2000件)を占めた。
「安全」は6%(約3200件)にとどまった。

 調査は1950年から2000年までに着工した木造在来工法の
二階建て以下の住宅が対象。


[日経産業新聞]
**********引用終り*************

これは、木造の2階建ての場合。
今増えている木造3階建ても入れると、地震の対策が十分でない割合は
もっと増えると思う。

設計強度として、図面状は問題なくても実際は違うことがあるんだろう。



設計で思い出がある。

「どうも設計屋とは話が合わん」

「この設計では売れません。ここをこうして変更して下さい」
打合せの中でのことなので、当然の提案をしたことがあった。

その途端、設計担当の目は怒りと悲しみの目になった。
思い出しても、冷や汗が出る思いがする。

打合せは、重い雰囲気で終わった。

当時、私はマンションのプランを考えるが好きだった。
ここの使い勝手が良くないからこうして・・・・。
この間取りでは大きすぎるからもう少し狭くして。
外観の色合いは・・・・。

なんて、考えているとアッと言う間に時間が過ぎる。

そして、自分で考えたプランをもって担当設計と打合せに入る。
ところが、私がいろんな提案をしても答えは決まっていた。

できない。
難しい。
無理。
時間がない。

ひどい時には、ぷぃっとされる。
話にならなかった。
というよりマンションを売る為の提案に協力して貰えなかった。

設計として、経験してきたこと。学んできたこと。
たくさんあるのだろう。
なのに、マンション屋ごときに意見されるのは許せん。
そういうことだろう。

確かに気持ちは分かる。

夜も徹して悩みながら、試行錯誤しながら作ったプランを
設計の素人に訂正されるなんて自分の存在価値を問われているようで
到底受容れられないものだったはず。

仲の良い設計屋さんに暗に言われたことがある。

「マンション屋さんは、マンションを売れば儲かるでしょう」と。

「でも我々、設計屋は細かいことが多いし、
現場から文句を言われるし大変なんですよ」と。

これを聞いて悲しくなったと同時に怒りがこみ上げた。

マンションを売る為にどれだけの資料を作り、調査をし、プランを検討し、打合せをしているか。

そして、終電に間に合わずに家に帰れずに会社に寝泊りするものが少なくないことを。

そうして一つのマンションを売り切ることができるのだ。

数戸売れ残っただけで、小規模マンションなら赤字だ。
だから完売することに全勢力を傾けるのだ。

彼らは知らない。

マンション屋は【濡れ手に粟】で儲かっている。

そう勝手に思い込む。
設計の一番の問題は、コスト意識を持った人が少ないこと。

このプランを作ったら建築費がいくら掛かる。
このエリアでならこのプランの方が良いだろう。
価格帯が幾らくらいなので設備は基本的なものが良いだろう。

こんな発想はないのではないか。と思うことがある。

「いいマンションとはこういうマンションだ」。
みたいなものを好きなように設計して自己満足に浸る。

「どうだー俺のプランは良いだろうー」そう自慢しているようだ。

マンションのノウハウ本にしてもそうだ。

設計が書いた本で進めるいいマンションなんてのは、
一般人には到底買えないものばかり。

億ションのようなマンションが、2,3000千万のマンションよりは良いのは
当たり前。

それよりも一般の人が買うことができる価格帯でいいマンションを設計する。
これが設計の腕の見せ所のはずなのだ。

今はもう設計との確執はない。

マンション会社・設計会社・施工会社。

そういった全てのセクションが一体となっていいマンションを作れるのだ。

今はいい思い出になった。





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最終更新日  2005年08月30日 08時47分21秒
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