カテゴリ:仕事
昨日は草取りをいつもの方にお願いし、自分は遊びほうけていた。麻雀から帰り、妻と海外ドラマを見ていると、突然、30年前の教え子が現れた。
近所なのだが、親の介護を今、姉がしていて、たまに様子を見にきたついでに寄ってくれたらしい。あまり、勉強はできなかったのだが、私立の看護短大(当時)に推薦で何とか入れこんでやった。今はその病院で管理的な立場になりつつあるようだ。札幌に帰る途中、寄ってくれたということで、玄関先で15分くらい話しただけだったが、草刈りの人が、終わったのをなかなか言えず、困っていたのを機に、車で帰っていった。 聞けば47歳、という年齢で、数年前同期会に顔を出したこともある。特進の5期生で、そのころの生徒はよく覚えている。まあ、何とかコースカリキュラムや講習の体制が整備されたところで、彼女らの卒業後、進路指導部長になり、担任業務も疎らになっていった。今、その中の一人の娘が1年生にいて、TTだが、教えてもいる。あいつらが47歳なら、こっちも歳を取るわけだ。 夕方、息子から荷物が届く。今回、共同執筆した児童・幼児教育の教科書的な論文集。息子は二章分を担当していた。読むと、いつのまにか達意の文章が書けているではないか。ちょっと驚いた。学習指導要領の言葉の領域とノンタンシリーズなどの絵本を絡めて書いている。夜、電話すると家にいて、孫娘の食事中。2歳と6ヶ月、かわいい盛りである。元気そうで何よりだ。 息子がクループで入院したとき、一晩一緒にいて、ノンタンカルタをした。「ノンタン、ノンタンぶらんこ乗せて」と読んでやると、点滴の板をつけたまま弱々しい声で「あい」と手を伸ばして札を取っていた。それが、今やノンタンの物語の構造とその教育的意義などを論じているのだから恐れ入る。息子も36歳、准教授。最近は幼稚園の先生や管理職を相手にした講演依頼が多いらしい。 何だか知らないうちに、教え子も子どもたちも立派になったもんだ、と思う。親業も教師業も終わりが近づいている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.10.10 06:15:12
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