カテゴリ:仕事
答案を持って来たのが、土曜日。枚数は現代文60枚、国語演習30枚。
土曜日のうちに、現代文の一番を採点。それから、弓の飲み会に出て、フォーク居酒屋。日曜は、午前中に現代文の残り。午後に国語演習。評定を出すところまで、終了した。大体、6~7時間くらいかかった。もちろん、非常勤といっても、テストの作問、採点、評価などは当然、契約業務に入る仕事なので、別に手当は出ない。 出来は、悪くない。大体70点前後の平均点。そうなるように作問したのだから、当然なのだ。採点よりも、むしろ作問には時間を要する。そこを手抜きして、指導書の付録の問題を使ったりする教師もいるが、自分は原文から、何を出題するかを考える。「去年の現代文は100%、暗記でした」と生徒が言う。いったい、どんな試験をしていたんだか、考えさせない問題を作って、思考力、表現力をどう育てるのか。そのくせ、授業では、ろくに読解もせずに、「話し合い」をさせる。これも一種の「手抜き」だ。まったく訳が分からない。理解できないことを、話し合って、どう思考力が育つのか。 そういうわけで、土日は、まあ、遊びもたくさんしたが、特に日曜日は、仕事漬けという感じだった。もちろん、その間に『狩の歌』を午前、午後に練習し、三段になった『天鳳』で半荘2回くらいやったり、メルカリに出す本を、棚から引っぱり出したり、昼ご飯にうどんを作ったり、妻と夜のお寿司を買いにスーパーに買い物に出たり、などいろいろなことをした。 それでいて、余裕がある。理由は、弓を毎日やる、ということがなくなったからだ。こんなに違うのか、というのが正直な感想である。今までは、生活の一つの大きな中心に弓があり、全日に出ていたころは、廊下でついついアンカリングの練習をしていて、生徒に「先生、何それ?」と聞かれたりしていたのだが、弓は次第に自分の生活の中心ではなくなり、今は単なる趣味の一つとして完全に後景に退いている。練習時間を確保せねば、という「強迫観念」めいたものがなくなると、一日の中で生まれる「余裕」がまったく違う。一年を通しても、一番多かった時は10回以上の遠征をしていたが、旅行に行ったり、エリーゼの全国コンクールに出るゆとりも生まれた。 「ワークライフバランスの確保」というのが、今度1,2年に教える小論文の、資料から引き出すべき結論の一つだが、自分の場合、「弓と仕事と他の趣味のバランス」が、今はちょうどよくなった感じだ。 とはいえ、今朝は風もなし。整形に診察券を出した帰りに、ちょっと射ってくる予定だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.03 04:59:21
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