カテゴリ:論考集
少し、間が空いてしまったが、この項、続けたい。
趣味は、一人でやるものもあるが、それでも同好の士がいるだろうし、人との関わりの中でやることが多い。 例えば、ピアノなどは結局一人で練習する時間が大半だが、月1回は先生に見てもらい、そこで学ぶことは多い。また、来月の最初の日曜日は地区予選で、去年一緒だったMさんも出る。Mさんは独学でショパンの『幻想即興曲』を弾き、全国にも出た。今年は『ノクターン』聴けばそれと分かる有名な曲。彼との再会も楽しみの一つだ。全国に行けば、また顔見知りになった数人の人がいる。 麻雀も今日も行き、明日は大会だが、ここでも毎度おなじみのメンバーが最強卓で待っている。行けば、「ここ!ここ!」と手招きする。長くても5時間のつき合いだが、それはそれでいい関係だ。 弓も以前はそうだった。地元の人たちとのつき合いはもう30年越しだが、公認試合で全道のアーチャーとは顔見知りだし、全日に出ていたころは、それこそ有名な人たちとも知り合いになった。 仕事も、今は趣味みたいなもので、7月にはもう40代になったはずの卒業生たちと同期会のような集まりがある。昨日も、出勤日ではないのだが、10年ぶりくらいにやってきた卒業生と小一時間、話をしに行ってきた。お花の先生が来る日で、家では身の置き所に困るので、ちょうどよかった。 趣味を通じて、いろいろな人たちと出会い、話をするのは楽しい。その一つの理由は、それが完全に対等な人間関係だからだろうと思う。威張ったり、説教がましいことを言う人間も中にはいるが、それはその場限りなのだから、あまり気にもならないし、そういう人間は自然に仲間の輪から遠ざけられていく。その場限りのあっさりとした人間関係が心地よいのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.25 06:52:51
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