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高畑勲監督・脚本、宮崎駿製作のドキュメンタリー映画『柳川掘割物語』を観た。
沢山の水路がある柳川市。しかし、その水路は悪臭を放つドブ川と化していた。そこで水路を埋め立てて商業用地に変えようという動きが高まる。 疑問を持った役所の一係長の働きにより、水路を浄化して生活に役立てることになった。 そして、市民の間でもかつての水路を取り戻す努力が、着実に進んでいく。 柳川には行ってみたいと思いながら、まだ1度も行った事がない。 大林宣彦監督作『廃市』で観たのも良かった。 水路だけでなく、城下町としての柳川にも興味がある。 しかし、環境問題に取り組み浄化運動を盛り上げていくドキュメンタリーを特に観たいという気は、正直あまりなかった。 日本映画専門チャンネルで放送されたので、1回位観るかと録画したが、167分という長い時間ということもあり中々観ないでいた。 HDDを空けるためにも、そろそろ観るかと観始めた。 そうしたら、なんとこれが、実に興味深く面白いものだった。 環境問題だけでなく、地質から歴史といった多岐に亘る内容のものだった。 水利権争いのところも、死活問題ではあるのだろうが可笑しいところもあった。 こんなもの作ってと、観もしないで思っていたが、いやー、観て良かった。 ただ、制作費の回収は難しかっただろうな。 どんなかたちで公開されたか知らないが、観た人も少なかったのだろう。 ジブリの名で売っている今でも、あいかわらず観た人は少ないのでは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年02月21日 11時50分21秒
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