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カテゴリ:おしばい
一時間早く行って、祇園辻利で煎茶の辻利園を買う。
この間、イオンモールのレシピエ風の缶で売ってる御茶屋で買った、 これより高いお茶っ葉がまずくって。 時間余ったけど建仁寺は遠いので、八坂神社行ってみる。 行ったことなかったの~。絵馬堂とか面白かったよ。 スタイルのいい七段目の由良助が描いてあったので 近寄ったら、坂田藤十郎襲名のやつで、 あれは片岡家のプロポーションだろうが…。 帰りは北側のアーケードを通り、くろちくで猫の絵のお皿を買った。
これ。小さな皿なので、酒の肴を乗っけたりしてますが、 絶対呑み過ぎないと思う。お友達に見せると 「ダンナや息子と喧嘩したとき、これにおかずを乗せるといい」 って言ってた。ふむ、いい考えかも。 20日 ぴあで△着いてた席を押さえていった。 一階4列一番なので、花道の七三は裏だが、 五段目も六段目も勘平には裏表ないので近いし、 口上ではまん前が仁左衛門様だし、 後ろの人、気にせず、もたれたり乗り出したりできるので、 片岡仁左衛門ファンには結構いい席でした。 『仮名手本忠臣蔵 五・六段目』 仁左衛門の勘平はおかやにやさしいのね~。 誤解が解けたときにうれしそうに笑う。そこで泣いちゃう、いつも。 でも、勘平って五段目見てると闇夜で大切な火種を二度も消してるし、 鉄砲かつぎながら火をくれって、当然山賊かと警戒されるでしょ ってなことしている。うかつな人なのよ、 三段目で主君の大事に居合わせなかったって、 運が悪いのでなく当然の帰結、性格悲劇なのだな。 『口上』勘九郎襲名 図らずも勘三郎追悼口上に。 我当が「日本一の親孝行兄弟」、時蔵が「同じ年」、 左団次は元々の内容の「襲名の挨拶に勘九郎が来るのに なぜだか、左団次が留守の日ばかりで、 『あのおじちゃん、嫌いだよ』と言われたのか 襲名興行に呼んでもらえなかったが、今回ご一緒できてうれしい」、 仁左衛門はTVでは「今はもう闘病から解放され、きっとこのあたりに 飛んできて芝居を見ているだろう」と言ってたが、 今回は以前のバージョンのようで 「『船弁慶』の配役は勘三郎の交友関係のおかげ」と。 今や長老の西の坂田藤十郎に東の宗家市川團十郎と揃ってることかなぁと 思うが、團十郎さん休演中、来月も休みだそうで…心配。 秀太郎「勘九郎という名は勘三郎が46年なのって大きくした名前」と。 橋之助、七之助、勘九郎、と挨拶して、藤十郎にもどり、 みなさん万雷の拍手で幕閉じる。 休憩-さっきの休憩で柿の葉寿司を食べた(季節限定の鴨がすごくおいしい)ので、 この30分は心置きなくウロウロ。 二階の売店に小山三ストラップが売ってる。 小山三さんかわいそうに、追悼TVで号泣してたよねぇ。 舞台写真、工藤、これぞ座頭というカッコよさ!2枚も写真を買ってしまう。 でも、工藤だけに二万五千円も払えないのだ。今日九時から放送があるらしい。 で、勘三郎の写真も売っていたから、『沼津』と『ども又』、 仁左衛門との二ショットを買う。 『船弁慶』前に菊五郎のを見たな。 調べると義経が富十郎さんで舟長が芝翫さんだった。 歌舞伎座立て直してるうちに、役者の層がすごく薄くなっちゃったなぁ。 菊五郎さんは歌舞伎役者の中でも一番の美貌だと思うが、 そういう人ほどお化粧に無頓着で、 仁左衛門も眉毛長すぎると思ってるのよ、私は。 なんだか残念な化粧の奥さんみたいになっていた。 勘九郎は能面を踏まえて化粧しているようで、 前の席のおばさまたちも「綺麗じゃないの」「綺麗ね」と言ってたよ。 努力の人だ。でも、番付のエッセイを読むと、天衣無縫に見える勘三郎だが、 波野久里子は誰もかなわないほどの努力家だったと言ってるそうだ。 でも、申し訳ないんだけど、静御前の踊りのところで私寝てしまいまして、 途中で目を覚ましたけどまた寝てしまうというていたらくでホントにすいませんね。 静かが踊り終わったあたりからは起きてました。 舟長が左団次で、別にセリフはいつも通りなんだけど、 どうも顔が細かく揺れるんだよねぇ。 七之助と扇雀が舟子。四天王は男女蔵、壱太郎(男は初めて見た)、 新悟、薪車。弁慶が團十郎の代わりに橋之助、義経がさっき言ったけど藤十郎。 こぎ方がみんな違うけどいいのかな。 七之助のが勘三郎譲りなのか動きが大きくて楽しそうだ。 知盛の霊出てきた。迫力あった。特に幕が締まって、 横笛と太鼓(田中傳次郎)が囃子を吹く中、 必死で押し寄せるが戻されてしまうところ、 楽器の二人と力の押し合いをしてるようですごくよかった。 諦めて義経の船の方をにらみつけるとき、 お能の面、亡霊の面のようにみえておそろしいほどだった。 長刀を持ってぐるぐる回るところも勢い余って客席に落ちないかと思うほど。 まぁ、そう思わせるのはちゃんと力が制御し切れてないからだろうけども。 いい荒事は、普通の人間には出せない力みたいなものをこちらに伝えてくるんだよね。 猿之助の『鳥居前』、仁左衛門の『勧進帳』『土蜘』、 海老蔵(新之助時代)の『床下』男之助くらいかな、今まで荒事ってすごいと思ったの。 その中に入れてもいいなって迫力ありました。 『関取千両幟』 『演劇界』の別冊演目解説本で延若と雀右衛門の写真は見た。 でも、20年ぶりくらいの珍しい演目。 なんかなぁ、橋之助の悪役っていい人のような気がしてしまって困る。 相撲の様子を観客に再現させるってのはなかなかいいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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