カテゴリ:どーでもいい話
吉祥寺南口で飲んだ。
かつて俺は、この街に出入り禁止だった事がある。 1年半前、吉祥寺南口のキャバクラでボーイをしていた。 そのときに隣店の主任と殴り合いの喧嘩になり、両者出入り禁止になった。 その時の店の、店長。 ばったり再開。 朝バイトが終わると、毎日寿司に連れていってくれた。 俺の歌が好きらしく、営業前に毎日歌わされた。 翌日が休みの日には、そのまま一緒にスロットにも行った。 俺のラオス土産の腕輪を今でも着けている店長。 俺に一切のノルマを課さず、好きな時に働かせてくれた店長。 そんな素敵な店長に、 ばったり再会。 路上で。 相変わらずリーゼントで、ポケットに手を入れながら夜の街を闊歩していた。 人は変わらない。 それを確認して、焦ったり安心したりする。 そんな俺も変わらない。 獣医になっても旅をしてても。 自分を変えたいから旅をするのではなく、 相変わらずの延長で。 今日吉祥寺の南口で再開出来た事。 それはあまりにも必然で、思わず笑ってしまう。 街も、店長も、俺も、相変わらずで。 これを繰り返すから、また逢えると思ってしまう相変わらずな空気。 「有坂~、いつでもいいから遊びに来い。」 また、同じセリフ。 俺を発見した時に、でっかい声で喜んでくれた貴方には、 何度でも再開できる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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