【亜】arisa no nonsense♀

画像付：無銭乗車

今日も気合のｵﾝﾘｰ右人差し指痙攣(ｹｲﾚﾝ)御絵描の作品とご一緒に解説します。

私は出勤時、ﾒｲﾝのJR線に乗る前に私鉄に5分位乗ります。JRではちゃんとした時間に行けば、始発駅なので座れますけど、この私鉄ﾗｲﾝで私の乗る駅は終点から3駅、5分ﾎﾟｯｷﾘのｼﾞｬｰﾆｰ。
朝なんか座れません。乗車率300％っていう感じでしょうか。もう、ﾄﾞｱ付近に無理矢理入り込みます。
あぁ、ﾔｳﾞｧｲﾚﾍﾞﾙのﾋﾞｯｸﾞｻｲｽﾞじゃなくて良かったと痛感する瞬間です。
とにかくお手軽に本当の【満員電車】を満喫できます。
雨の日なんかもっとｽｺﾞｸなる。

今日がその雨の日､ｽｺﾞｲ日。

ちょっと無銭乗車してる者を見つけて、乗車中私はずーっと凝視してしまいました。

それは【虫】ﾁｬﾝです。

ｷﾞｭｰｷﾞｭｰ詰め詰め猛烈限界のﾑﾝﾑﾝ車内で私は、もう、ﾑﾝﾑﾝ吸いたくないから鼻の息止めようとするんだけど、そうすると口が開いちゃうから、口あいちゃうと、鼻から鼻毛ﾌｨﾙﾀｰ通して空気が入らないから、口呼吸経由で菌に感染しやすくなるから、それも嫌ぁ～！って感じで、ちょっと鼻の穴すぼめ気味にして呼吸ｼﾃｲﾏｽ。
辛いのは私だけじゃないから、あまりﾌﾞｰﾌﾞｰ思っても仕方ないんだから、何かこの5分間を有意義に過ごしたいものだ。

そんな時に、私の顔から10センチ離れた程度にあるすぐそこの電車ﾄﾞｱ。曇りｶﾞﾗｽ。

こんなｷﾞｭｳｷﾞｭｳ詰めの人間様達をよそに、優雅にﾁｮﾛﾁｮﾛ歩いている虫君。

動けない、顔も動かせない、もう目玉動かすしかない。

【決めた。この子を見るわ。】

初めてね、人生で、こんな普段うっとうしいﾌﾞﾝﾌﾞﾝ虫に真正面から向き合って（文字通りです。笑）思い考えたのは。。。

凝視。

触覚。小さくて拡大して見えるわけじゃないんだけど、あれは絶対、水筒の中洗うあの硬いﾅｲﾛﾝﾌﾞﾗｼ形状だ！！！
もう、画が描きたくて描きたくてしょうがなくなった。（満員電車の中でね。笑）

そして、ﾊｰﾚｰに乗ってるﾊﾞｲカー並に長くぶわぁ～んと広がった両手。(前足)


体はﾁｯﾁｬｲんだよね。で、同じ辺りをｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｮ動いている。

【よぉ、滑らんよなぁ。。。】

あんなツルツルｶﾞﾗｽ表面、しかも曇ったガラスの水分で、滑らずに。。。。

あの細い脚以上に細かいとこまで見えないんだけど、一杯すね毛みたいなの生えてて、ひっかけるの知ってるけど、濡れたｶﾞﾗｽでも対応するって。。。。
実は、【ちょっと、ﾂﾙっと滑ってくれないかなぁ。】と期待してみていたんだけど、彼、全然、絶好調。



以前、ﾛﾝﾄﾞﾝの地下鉄(地上に出る部分の駅)で無銭乗車をする鳩、果たして意図的にわかってしているのか否かという研究がなされている、という話をどこかでした覚えがあるけれど、今日は鳩ならず虫である。

あんなちっぽけな虫にそんなIQがあるはずがない、と即答されちゃいますが、IQなくても知らず知らずに遠方へ旅できちゃうう虫ってちょっとﾖｸﾅｲ？

5分の旅が終わり、終点に着いた。

ぼわぁ～って乗客が一気に流れ降りていく。

私と虫ちゃんは到着ﾎｰﾑと反対側のﾄﾞｱなので、最後。

【ほらっ！あんた！降りるﾖｯ!】って本気でﾃﾚﾊﾟｼｰを送ってしまった。笑。(届いてないけど）

あの子、どこから無銭乗車しとるかしらんけど、あのままじゃ、あのまま、あの窓でﾁｮﾛﾁｮﾛしてて、そのまま電車が折り返して反対側の終点まで行っちゃうよ。。。。
一日中、意味もなくバスや電車に乗っているボケたおじいちゃんみたいになっちゃうじゃないかっ！

そして、あの虫ちゃんが私と一緒に終点で降車して、飛び立ったのなら、どこまで行く可能性があるだろうか、と思った。。。

とりあえず、虫だって、飛べば羽を使って疲れるはずだから、人間が電車使うほどの距離を羽使わずに移動できたら、ほんとｽｺﾞｲ　テクノロジー（？）じゃない？
ｲﾔ、これはﾃｸﾉﾛｼﾞｰとは呼ばないね。

新発見だ。

コロンブスだ。

【新豊橋駅を発見した虫！】笑。

虫は、ペットほどでかくないから、アクシデントで荷物に紛れる、体にとまっているていう可能性はｱﾘｱﾘ。

でも、あの子のサイズじゃ、ﾌﾗｲﾄは無理だな。気圧で　ｺﾛﾘ　と死亡だね。

だから、うーん、新幹線位？フェリーも？とりあえず、地上ﾚﾍﾞﾙで？

あの、新幹線とかで気圧で耳が膜はる瞬間、ああいう気圧には虫ちゃん耐えれるのかなぁ。

あの瞬間的な高圧攻撃。

虫は、どこまで旅が出来るか。

本能で太平洋を渡っていくバッタの大群とかじゃなくて（そんなんおるか知らんけど、笑）、こう、、、無銭乗車で乗り継ぎ乗り継ぎ、どこまで旅が出来るんだろうか。

なんか、どこにでも大量におる虫大群だけど、水銀灯の下の大群とは離れて、ああいう無銭乗車するような独立心旺盛な一匹狼を私は応援していたい。
(勝手にしてろよ）

共にチャレンジしてみないか？ってヘッドハンティングでもしたい気分。

まず、最初の一歩は、あの終点のあの日あの時、あの子を一緒に連れて、とりあえずJRの名古屋行きに一緒に乗せる事だな。
（もう二度とあの子とは会えないだろう。。。）

♪あのと～き～、あの～虫ぃ～♪忘れるもんかぁ～♪（「ｺﾞｰﾙ目指して」より)

ｽｺﾞｲｽｺﾞｲ、朝からずっとあの虫の事を忘れずに記している私の一期一会に対する熱い思い。。。。

あの子は気付いていないわ・・・

♪せ～つ～な～い～、片思い～、あなたはきづか～な～いぃ～♪(ｷｮﾝx2より）


ｽｲﾏｾﾝ、こんな熱い私も受け止めて下さい。笑。
画まで描いちゃう熱い思い。
しかも、昼休みに寿司食べながら自分のﾃﾞｽｸで、虫ちゃんの詳細を人差し指で描いてました。

気のふれたOLじゃないわよ。