IW323904 インヂュニア オートマティック変わらないことに価値がある時計人気モデルのリニューアルは、諸刃の剣。 さらなるファン層を獲得する可能性もありますが、その一方で旧来からのファンを切り捨てる恐れもあります。 だからこそ、IWCの新生「インヂュニア オートマティック」には拍手を送りたい。 なにせ1976年に天才ジェラルド・ジェンタによってデザインされた傑作「SL」のスタイルをしっかり受け継いでいるのですから。 そもそもインヂュニアは、エンジニアのために開発された時計だったため、すぐれた耐磁性能をもっていましたが、そのDNAも継続しており、ケース内に磁力を防ぐ軟鉄ケースが収まっています。 それでもケースの厚みを10mmに抑えているのは、IWC技術陣の努力の賜物でしょう。 いわば歴史的傑作であるインヂュニア オートマティックが、50万円で購入できるというのは、もはや驚きでしかありません。 2013年の新作、「インヂュニア・オートマティック」は、「インヂュニアのクラシックライン」に位置付けられたシンプルなモデルです。 5つの穴が配置された特徴的なベゼルデザインなど、1976年にジェラルド・ジェンタ氏のデザインから生まれた、「インヂュニア SL」における基本スタイルを継承しています。 新たにリューズガードを備え、40ミリに抑えられたケースは、わずか10ミリの厚みしかないにもかかわらず、耐磁性軟鉄製インターケースにより、「40,000アンペア/m」もの耐磁性能を有しています。 これはスイスが定める「耐磁性腕時計」の8倍以上であり、歴代のインヂュニアの名に恥じない性能といえるでしょう。 時計がどんどん大型化されていく現代において、細めの手首にジャストフィットするよう考慮されたため、大変使いやすい理想的なモデルです。 これほどのハイスペックながら、抑えられた価格設定も魅力的です。 ジャンル別一覧
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