039195 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

アロマ姉さん繁盛記from南房総

アロマ姉さん繁盛記from南房総

同期会

年に1~2回、アロマスクールの同期会「ベストフレンズ」からの召集がかかる。 自主的な勉強会を主な目的とした同期生8人程度のこじんまりとした集まりとなる。

我が住処の観光地は7月のシーズンインとなった日曜日 「ああ、行けないなあ。忙しいもの・・・あ、行く行く!何とかして、やっぱり行く!」 こんな二つ返事でいつも何をさしおいても参加してしまう。 北海道、仙台、千葉、東京。方々に散らばり、アロマで生計を立てている仲間達だ。

スクールに、卒業生に対するフォローの場が無い。 この現実に憤慨し、何とかしようと熱くなった数年前。 今は、他人に何も期待せず。をいつの間にか受け容れて、志を同じくする仲間での 勉強会を大切にしている。 卒業生に対するフォローがないのは、自分たちの出たスクールくらいな物だ。 と思っていたら、なんと、ほとんどのスクールが同じ現状にあると耳にはさみ、驚いた。

今回はロンドンで「アロマセラピストのための上級コース」を受講し、最新情報を 得てきた、アロマセラピスト仲間を講師に迎えての勉強会となった。 アロマセラピストがそれぞれの専門分野を見極め、「このことだったら、この人に聞け」 といわれるようなスペシャリスト(妊婦、高齢者、ペインコントロールなど) が育っている現実を聞き「あ、やっぱりそうか」と自分の思いを強く確認する事ができ た。
日本の看護婦さんも、何でもできる人ではなく、自分の専門分野を持ち、深く研究する ようになると数年前の新聞で読んだとき、アロマセラピストも当然そうなるのだろうと 思った。

アロマを通して、なにをしたいのか。誰と関わりたいのか。それがとても大切になる事 を。 ちょうど、自分の専門分野は決まり、それをこれから極めてみたいと思っていた矢先に ロンドンでの現状を伺うことができ、背中をぐっと押してもらえたように感じた。

そして、教えていただいたマッサージ実技はとても東洋的な物だった。
「ええ・・・なんかいつもいってる整体治療院のマッサージに似ている。」 「これ、まるで指圧マッサージの手技じゃない。」 仲間から口々に出た、驚きの感想だった。 西洋のアロマセラピストが東洋の物をとても新鮮に感じ、新しい技法として取り入れ、 それを日本のアロマセラピストに紹介し、日本のアロマセラピストがのけぞった。 というかなり衝撃的な出来事だった。
”指圧”がアロママッサージの中に組み込まれており、日本発祥の”霊気”も確かに アロママッサージに入っている。 なんだか、アロマの世界も大変なことになってきている。

マッサージといえば、海外で受けてくる。という話をよく耳にする。 仕事で定期的に海外に行き、色々な種類のボデイマッサージを受けるという お客さまが「やっぱり、日本人はすごい。日本人の繊細なマッサージは、 やっぱり、いい。」 こうおっしゃる。
スクールの試験の時も、試験官であるイギリス人のアロマセラピストが 「日本人のタオル使いの繊細さに感心した。」と評価してくださった。 我々日本人のマッサージセラピストにとっては、ごく一般的なタオルの扱い方、 気の配り方でしかなかったのに。

日本のマッサージセラピストの皆様! えらいことですぜ。たぶん、日本人の手によるマッサージは、世界でも かなりの評価を得ることになるでしょう。 素手で、素肌に触れるマッサージの歴史は、日本ではまだかなり浅い ですから、その事に気づいている人はまだ、少ない。というだけで。

ただ、エネルギーワークという面での日本人の意識の浅さ。が足を引っ張る ことになるのではないでしょうか。 セラピストのエネルギー。クライアントのエネルギー。精油のエネルギー。 その場に起こる何者かの力によるエネルギー。これらが合わさった時、 目には見えない(見えるかも?)力が働きます。 この目には見えない物、知識では説明できない物に対する認識の 薄さが、日本人の繊細な手をとうしたマッサージの質を世界に認めさせる事を こばんでいるのでは無いでしょうか?

あれ?「同期会」の話から、大きくそれてしまいましたね。 決して若くはない8人の同期生たち。 それぞれが、自分の路でこつこつとアロマを極めようとしています。 その話は、また今度・・・


© Rakuten Group, Inc.