近くにある楽園
毎日が繰り返されるだけの日常過ぎていくだけの無情感霞む視界に 意味を持たない言葉達。ゆっくりと しかし 確実に一つの感情に捕らわれつつあった。それは鎖のように全心を絡めとって底のない沼のように獲物を呑み込むヘビのようにこの心身を貪欲に飲み込んでいった。だから心を飛ばす術を学ぼうよ足らない翼で不格好でいいよ自分の信じられる気流に乗って行こうぜ!今すぐもう降り立たないこの場所に痛いほど手を振って手からこぼれていく感情どうしようもない無力感痛む頭に 動かない五体(カラダ)すばやく しかも鮮明に世界が光に包まれつつあった。それは矢のように心を貫いて光り輝く太陽のように暗闇から抜け出したようにこの心身を急速に満たしていった。 だから自分探しの旅に出ようよこの身ひとつで何もいらないよ自分の信じられる魂だけを持って行こうぜ!今すぐもう還らないこの場所に永遠の別れを言って