2010/07/23(金)04:37
墨田の花火と強健なマダム・バークレー
園芸店でよく見かけるアジサイの人気品種「墨田の花火」。
数年前に露地植えした所、年々大きくなり、最近はその場所も持て余しぎみ。
ガクアジサイの白で、装飾花が八重の星型となり、夜空の花火になぞらえています。
ただ、土壌の酸度によって、淡く色付きやすく、庭のものは両性花ともども、淡い
水色に色付き始めました。
本来は、八重咲きのクチナシに、何故でしょう何故かしら、一重の花が咲き出し
たので、写真に撮りました。
時々、先祖がえりではないのでしょうが、こうした花が現れます。
丈夫な宿根草の「コレオプシス・ゴールデンドリーム」が咲き始めました。
夏の頃切り戻せば、秋まで花を楽しむ事が出来ます。
とにかく、強健で手間いらず。
繊細でひ弱なイメージのティーローズの中でも、強健な品種の一つ、
1898年生まれの「マダム・バークレー」。
決して、直立性の品種ではないけれども、棘の少ない元気なシュートを真っ直ぐに
伸ばして、多くの花を繰り返し咲かせてくれます。
花色はサーモンピンクで剣弁高芯咲き、少し黄色の色が微妙に混じります。
アーリーモダンにかなり近づいた完成された品種と思います。香りはティー香。
下の花は、名花「アンナ・オリビエ」のアプリコットオレンジの枝変わりで、
「レディ・ロバーツ」(1902年)。
ただ、春から夏にかけての花は淡く色付いて、両者の区別は難しいのですが、
秋の花色は濃く、このバラならでは。
香りは爽やか。
ティーローズ2題の次は、最初期のイングリッシュローズで、「ザ・スクワイヤー」。
黒い栗色がかったクリムゾンの大輪ロゼット咲きで、うつむきかげんに咲く
所が、私のお気に入り、樹形もコンパクトですし。
返り咲く花数はそう多くありませんが、よく香ります。