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テーマ:映画館で観た映画(8570)
カテゴリ:映画いろいろ
←濃紺とブロンズ色のmyめがねと。
■ストーリー■ 春のある日、海辺の小さな町にやって来たタエコ(小林聡美)。 民宿「ハマダ」で、宿の主人・ユージ(光石研)とその愛犬・コージ、 かき氷を振舞う謎の女性・サクラ(もたいまさこ)、 高校教師・ハルナ(市川実日子)らに出会う。 何日かを過ごしたタエコは、マイペースにたそがれるハマダでの毎日に違和感を覚え、 別の宿へ移る決心をするが・・・。 タエコを追いかけてきたヨモギ(加瀬亮)も加わり、 頑なだった心と体が、次第に島の雰囲気に溶け込んでいく。 公式サイトは、こちら。 ■キャスト■ 小林聡美、もたいまさこ、市川実日子、光石研、加瀬亮、薬師丸ひろ子 他 ■監督■ 荻上直子 『かもめ食堂』のスタッフ・キャストが再び集結して製作された『めがね』。 もうすぐ上映終了なので、急いで見に行ってきました。 「春の海ひねもすのたりのたりかな」。(与謝蕪村) なんというか、眠りそうになりました~。^^ つまらないからというのではなくて、お風呂につかっているといい具合にあったまって、 つい眠っちゃう感じと似ている。 (ちなみに、わたしはよく湯船でウトウトします。) 台詞が滅茶苦茶少なくて、妙に長い間(ま)と、波の音が、 ゆりかごに揺られているような、穏やかな心地にさせてくれます~。 ロケ地は、沖縄の与論島とか。 エメラルドグリーンの海が、とても綺麗でした~。 でも、ギラギラまぶしいわけじゃなくて、映像がふわぁ~っとしてるんですよね。 さて、この映画でも、もたいまさこさんの存在感は素晴らしいです。 丁寧な物腰なのに1本芯が通る強さがあり、包み込むような優しさもある。 そして、とにかく、そこにいるだけで、おかしい。 顔がゆるんでしまう。 「メルシー体操」という、へんてこな体操をゆるーいテンポで みんなを先導して踊っている姿がたまらなくツボでした。 わたしもちょっぴり恥ずかしいけど、一緒にやってみたい。 最後の方でみんなで体操するところは、役者さんたちの個性が出てて特に面白かった。 小林さんは、なんとなくキリッとしてるし、加瀬さんはモヨ~っとしてるし。 サクラがかき氷に入れる小豆を茹でる場面。 「大切なのは、焦らないこと。 焦らなければ、いつか きっと…。」 台詞が心にじんわり残っていて、小豆をみるたび思い出しそう。 もたいさんのかき氷を作る所作も美しかった。 あの小豆と白みつの入ったかき氷食べてみたいなぁ。 でも、わたしはかき氷代に何をあげればいいのだろう。。。 それにしても、この監督さんの映画は、食べ物がいっぱい出てくる。 民宿ハマダの料理、どれもシンプルで派手さはないけれど、美味しそう。 毎日の朝ごはん、バーベキュー、大きな海老、かき氷、ビール!! 梅干を見たら、口の中が本当にに酸っぱくなった気がした。 おなかがすいたよぉ。。。 ←映画の後、即効5つお買い上げ。お好み焼きたい焼き、旨っ。 ああ、南の島にふらっと旅したい!!! お金や時間に縛られず、 人と自分を比べることもなく、 多くを語らなくてもいい・・・。 ただそよそよと風に吹かれているだけ。 不自由だからこその自由さを、この映画は教えてくれる。 身一つの自分を受け入れてくれる場所があるのっていいな。 心配症なので、鞄にはいつもいっぱい荷物を詰め込むわたし。 心の休暇をする旅には、大きな鞄は要らないんだよね。 で、映画の帰り道車の中でふと思った。 マンドリンは弾けないけど、ウクレレを一生懸命練習しておけばいいんじゃない? いつの日か春の季節にハマダに泊って、 サクラさんに「氷、ありますよ」と声を掛けられても慌てなくてもいいように。 *音楽、マンドリンの音色が懐かしい感じで素敵でした。 光石研さんと市川実日子さん、かなり練習して本番にのぞんだらしいです。 「めがね」オリジナル・サウンドトラック *涼やかなかき氷の器。サクラさんのかき氷のレシピは公式サイトにありますよ。 イッタラ aino aalto ボウル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 18, 2007 11:47:16 AM
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