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湯村温泉・朝野家館主のブログ

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2014年07月21日
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カテゴリ:温泉力
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夏に30度近くとなると、外を歩くと汗が噴出してしまいます。こんな時期は冷房が欠かせませんが、朝野家では何と冷房にも温泉を利用しているのです。(嘘のような話ですが、26年ぐらい前から利用されています。)

湯村温泉の泉源数は、49個所、湧出している総温泉量は2.070リットル/1分間(1升瓶で1.150本程)。1日で約3,000トン(川に流れている温泉含まず)。

この豊富な高温泉は温泉利用施設や各旅館・民宿で利用されていますが、温泉の温度が高いため風呂などの温泉だけでなく、温泉の熱源自体も利用しているのです。

朝野家は荒湯近くに泉源があり、温度が98度以上あります。その温泉をタンクに蓄え、熱交換器で熱だけを取り出すのです。熱交換器とは、隔壁を通じて2つの流体間で熱の授受を行わせて、加熱、蒸発、冷却、凝縮などの用途に使用されるものです。

2.jpg

温泉の温度が高いためにプレート式かコイル式が利用されます。つまり高い温泉の中に車のラジエターのようなフィン付パイプを入れて、パイプ内の水を温めるのです。暖められた温水は館内を回り、ファイコイル暖房機の扇風機で風を送って、暖房に使用します。(暖房のためのボイラーがいらない)

また夏はその温水を吸収式冷凍機(80℃あれば可)で使用して、冷房に使うのです。

「えぇ~温泉で冷房?」とよく言われるのですが、吸収式冷凍機を利用し、温水温度が高ければ高いほど効率の良い冷房になるのです。(冷蔵庫の中と外側の温度の関係と同じ)

つまり温泉を利用しての冷暖房はCO2を発生しない、地球にやさしいECOで、各施設は天賦の温泉を大切に大切に利用しているのです。

3.jpg

さらに熱交換によって温度の下がった温泉(65℃ぐらい)は風呂に利用されます。風呂掃除をした後、適温になるよう少し水を加え、適温になりましたら、温泉をかけ流して温度調整をしています。

湯船が大きいとかけ流しだけでは湯船の上と下の温度差がおきたり、各四隅の温度や中央の温度の差がおきてしまいます。さらに湯村のお湯は無色透明のため、人体老廃物やタオルの糸などが汚れとして湯船の四隅に残りますので、温度差解消・汚れ取りの目的で循環ろ過もさせていただいております。

温泉はペーハー7.28の弱アルカリ泉で肌にやさしく、あがり湯の必要はありません。湯上り後はさらっとし、何時までも体の身からぽかぽか、肌はつるつるします。ぜひお試しください。

*温泉力=朝野家では温泉を利用しての冷暖房はCO2を発生しない、地球にやさしいECO旅館です。






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最終更新日  2014年07月22日 14時21分44秒
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