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カテゴリ:温泉力
温泉を科学的に物理的に説明する『朝野家・温泉力』 湯村温泉の謎に迫る!・・・かもね。 湯村温泉に25年も見守っていただいている鳥取大学の吉谷名誉教授(地学)から湯村温泉『美人の湯』の秘密をお聞きしました。 お肌のつるつる感はアルカリ性泉や炭酸水素泉(いずれも湯村温泉成分)に入浴した時に強く感じられます。 一般的に「つるつる感」は石鹸と類似感があり、市販の石けんの多くは油脂に強アルカリを加え加水分解させますとグリセリンと脂肪酸ナトリウムに分解されます。 この脂肪酸ナトリウムが私達が日ごろ使っている石鹸です。またグリセリンは保湿効果があります。 これと同じように湯村温泉は、知らない間に石鹸が出来るのです。 一般の石鹸作りとは異なり、強アルカリも過熱も必要ないのです。肌の表面を覆う脂肪酸を温泉成分の重曹は洗浄作用で溶かせます。その脂肪酸と重曹(NaHCO3)のナトリウムイオンが結合します。 脂肪酸(R-COOH)+Na+ ⇒ Na-石鹸(R-COOH-Na)+グリセリン つまり温泉に入るとナトリウムイオンによる中和反応で、自然と石鹸を作っています。 その微量に薄い石鹸膜は、肌の清浄化をしながらつるつるの肌にしているのです。きれいになった肌は、副産物のグリセリンで覆われ水をはじく美肌になるそうです。 温泉に入り肌を見ると、石鹸形成中の浸透膜で、肌についた温泉が広がります。 風呂に入り、柔らかくなった肌を二~三度、手のひらでなでると、石鹸膜は汚れた皮脂や角質と一緒に取れてしまいます。 再度、温泉につけると今度、肌は綺麗になってグリセリンは水分をはじくのです。 これが湯村温泉美肌の秘密です。また一般的に還元性の温泉は低温のところが多いのに、湯村温泉は高温泉というは珍しく、地学的に説明がつかないとも話されていました。 温泉力-湯村温泉は薄い石鹸膜で、肌の清浄化をしながらつるつるの肌になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年09月15日 14時31分42秒
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