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カテゴリ:イベント・歳時記
ようやく湯村温泉にも春が来ました。 桜の季節も終わり、菖蒲の季節にはまだ早いようですが、武者人形ををラウンジに飾りました。 雪の深い湯村では昔ながらの旧暦で、祭事が行われます。 3月雛人形の片付けが終わると、五月人形の出番です。お客様に少しでも喜んでいただこうと、長男の五月人形を出してきました。フロントの社員が、説明書を見ながら、セットしていきます。 結構、迫力がありますよね。丸に抱きオモダカの朝野の家紋が入っています。この鎧兜は、6月の第一日曜まで飾られます。 朝野家(あさのけ)は鎌倉時代、文治元年(1155年)温泉城の初代城主と伝えられる関東武士の奈良九郎太郎源宗光の後裔で、「天正9年6月19日羽柴軍の覇行で城落、歌長村へ蟄居して民間にあり」と温泉町郷土読本にあります。 また、温泉町史にも「これより先将監は落城のまぬがれ難きを知り十四日の夜奥方若君女中を歌長に落したので、その子孫朝野氏を名乗り今日に及んでいるという」 朝野家文章も「右近将監ノ難立世ヲ憚リ姓ヲ替へ奈良ヲ朝野ト改姓シケル之レヨリ土民トナリ朝野五郎左衛門孟重ト改ム」とあり、奈良姓から朝野姓に、武士から農業をするにいたったのです。 朝野家(あさのや)がお城の形をしているわけは、こんなところにあったんです。1155年に関東熊谷から湯村の地に移って源氏の朝野家(あさのけ)は、今36代目になっています。 この日は湯村温泉祭りがあり、湯村温泉の開祖慈覚大師への感謝と子ども達の健やかな成長を祈願するお祭りです。 中でも名物の菖蒲綱引きは、直径50~60cm、長さ100m、重さ4tにもなる大きな綱を引き合います。観光客の方も大綱を引くこともできますので、ぜひ朝野家に泊まりがけでご参加ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年04月08日 15時13分35秒
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