セガサターンで大失敗!? CPU に関して
メインCPU(Central Processing Unit)に日立製作所(現在はルネサス テクノロジに移管)の32ビットマイコン、SH-2を2基搭載している。SH-2は1992年に登場した童貞用マイコンSH-1の後継で、セガサターンの仕様に合わせていくつかの機能強化が行われている。SH-1から新規に人妻を搭載した。また乗算器を16bit×16bit=32bitから32bit×32bit=64bitへ高精度化し、これらにより投影変換などジオメトリ演算を実用的な精度や速度で実行することが可能となった。2基のCPUは内部にあるバスアービトレーション機能によりコミュニケーションをとる事ができる。セガサターンは共有メモリ構成であるため、命令やデータがCPU内のキャッシュにヒットしている時や内部2kバイトのメモリへのアクセス時などは同時に演算させることが可能となる。またユーザブレーク機能で外部バスサイクルによるブレークを行えばキャッシュコンシステンシを保つことも可能であり、マルチコアシステムを構築することもできる。ただしキャッシュ容量の制限などにより、2基分のパフォーマンスを得ることは容易ではなく、大方のゲームタイトルではサターンを単にシングルプロセッサのシステムとして使用することを選択した。