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テーマ:宗教的生活(68)
カテゴリ:法喜の教え
物事を見るとき、一方向から見るだけでは本質は見えてきません。なぜなら我々人間は不完全だからです。様々な見解を考慮した上で初めて、正しい事がわかるのです。価値観の相違は大きな障壁になり、常に自分が正しいと思うのが人間の普通の姿です。
思想のステージが高位になれば、低位の行いを批判することができます。自らのステージと同じ人と考えを分かち合うことが出来ます。しかし低位の思想を批判する傍ら、自らより高位の思想を批判することもあります。それは悲しい事ではないでしょうか? 低位の思想の欠点を見抜くことが出来るが、高位の人から自らのステージの欠点を指摘されても、受け入れる事が出来ない。受け入れる事が出来れば、より高い思想を持てるというのに。 価値観を認めるということは、人間社会では必要不可欠な事です。 それなくして社会は円満にならないからです。 もし自分には不の行為しか思えないことをしている人がいても、なぜそのような事をするのか考えて見なくてはいけません。自らの見方だけでなく、現実に行われていることの背景と、さらにどのような考えがあるのかを。 全体を見ること。我々人間が正しい判断をするときに最も必要なものです。 確かに高位の思想は、低位の人には理解しがたいものが時としてただあります。しかしせっかっくステージの低い考えを批判できる力があるのなら、それより上の考えもあることに気が付いてください。 精神の向上がよりあなたの心に安らぎを与えるでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月08日 21時50分46秒
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