芦田晋作の三文レビュー
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2022.12.23
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雨宿りが必要な季節だった。 雨が上がってもうまく歩けるとは思えずにいた。 言葉にしなければ進めないことを二人が言葉にできるようになるまで。
2022.12.22
手の温もりが覚えていた。 目が見えるようになるまで。 花を買ってくれたこと、車に乗せてくれたこと、親切にしてくれたこと。
2022.12.21
身の危険のある囮になってでも。 草薙素子は自らを媒介にしてでもパイロマニア(放火魔)の居場所を突き止める。 どちらかの電脳が炎と化しても。
2022.12.20
神に仕えた侍者に後悔などあるだろうか。 たとえ24時間捧げることになろうとも、たとえどこにもクレジットされなかろうと。 神も天使を使って仕事を為されていたのだ。
2022.12.19
タヒチで誰と出会ったのか。 新しい自分か、新しい人種か、14歳で妻になる女性か。 人類の起源を問うことになる作品につながるインスピレーションを与えてくれたのは誰だったのか。
2022.12.18
死ぬことがどういうことか分かってからの人生が始まった。 人生を生き始めていたことに気づいてからの人生が始まった。 生きるのはどう体や心を使えばいいのか分かってからの人生が始まった。
2022.12.17
世界一のガンマンに墓標は必要ない。 速く撃てばいいという世界になどはじめから生きていない。 墓標を先に必要とするのはロマンのない男の方だ。
2022.12.16
医薬品を離島に運び。 高層ビルの資材を上げ、農薬を散布し。 爆弾を民家に落とし。
2022.12.15
祈りは通じるか。 疑惑を晴らしても旗を上げ続けるか。 海から見ている人のために旗を上げ続けるか。
2022.12.14
子どもは知らずに愛していた。 ビロードのうさぎも知らずに愛されていた。 子ども部屋の魔法に本当にかかるまで。
2022.12.13
ここからいなくなってほしい。 今すぐにいなくなってほしい。 彼女が成仏してくれるならどんなことでもする。
2022.12.12
人類は進化しなくていい、物が進化する、これまでのように。 直接クリックで立法や国民投票もできない間接民主主義という政治が古く、回収というネックを解決できずに個人で行えない金融が古く、戦力の入力によるシミュレーションで勝敗を決するのではなく実際に砲弾を放たなければならない戦争が古い。 人類の現在が古い。
2022.12.11
エゴと愛ほど似ているものが他にあるだろうか。 死んでからも消えない贖罪とはどれほどなのか。 現代のビル群にも蛍を見ているのか。
2022.12.10
パンクというのは囁き声のことである。 少年を破壊に向かわせるためだけに声は囁いている。 一枚のアルバムからだけ何もかもに対するうるせえという声が囁いて聴こえてくる。
2022.12.09
人間の愚かさに涙する者は自然界にはいない。 人類が死に絶える時に涙してくれる者もいない。 涙は人間が流すしかない。
2022.12.08
気まずい沈黙の時も、冗談すら出ない時も、そこにどんな空気が流れていても。 珈琲と煙草が間を埋める。 人の言葉で埋める時よりも上手に。
2022.12.07
この巨大な犯罪システムを操っている者を操っているのは誰なのか。 この犯人をコントロールしようとした犯人は何をコントロールしようとしたのか。 孤独死と児童虐待を犯罪で解決するのが悪だとしても問題を問題のままにしておく者たちの問題が善になるわけではない。
2022.12.06
患者を薬漬けにして立てなくするのは誰か。農家を補助金漬けにして立てなくするのは誰か。農家から米を作る喜びを忘れさせたのは誰か。
2022.12.05
バンクシーはまだ見つからない。 世間を変えようと狭いアパートから窓を見る無名のアーティストたちは今夜も寝ずに創作を続けている。 誰かが一番星を見つけて指をさすと、次の朝、誰かが次のバンクシーになるのだ。
2022.12.04
湧き上がる憎しみに向かう先はなく。 平凡な人生のよさを描かれれば描かれるほど。 小さな幸せを愛するのが上手な彼女を愛すれば愛するほど。
2022.12.03
鑑賞に堪えうる絵の連続に漫画の中で画集を展開するという離れ業を見せる。 戦闘シーンは史実のような哀切な詩を生み出し、少年たちは実在する隣人のように青春を捧げ、モビルスーツは魂を持つ者のような眼差しを見せる。 絵は画家の心の詩を見せる。
2022.12.02
宗教では信仰告白という。 人並みの幸せは放棄するという宣言である。 社会的地位は求めないという約束である。
2022.12.01
現実は狂い出した。 夢を操作しようとしてはいけなかったのに。 狂ったものを夢で堰き止めていたのに。
2022.11.30
映画を撮り終えた後も。 映画に出演した後も。 大きな地震の後も。
2022.11.29
空爆のバスドラム、機関銃のギター、指揮者のいないヘヴィメタルのオーケストラ。 死ぬこともできないベッドの上で殺してくれと叫ぶ物語を美しい音楽で感じてもいいのか。 音楽は戦争なのか。
2022.11.28