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テーマ:ひとり言・・?(17578)
カテゴリ:ちょっとしたこだわり
東京に戻ってきた。
母とふたりで高速バスを利用したのだが、 ちょっと不愉快な出来事があった。 なにしろ激安高速バスなので、 予約したらチケットが発行されるわけでもなく、 乗る時に名前を告げると席を教えてくれると言う、 利用者からすると、なんとも効率の悪い方法がとられている。 今回も、バスが乗り場に到着して、 降りてきた運転手に自分の名前を告げると、 運転席側と逆の2列目だと言われた。 が、チラッと見えた座席表では一番前に名前がある。 首をかしげながら、とりあえず席についたのだが、 通路を挟んで隣の夫婦とおぼしき初老の男女も、 「2列目って言ってたわねぇ?」 と、不安げな様子。 平日の中途半端な時間のバスだったので、 案の定、座席はスカスカ。 私たち親子と隣の夫婦以外は、 ひとり旅と見えて、ひとりで座席ふたつを使っている。 乗客がそろったと思えるころにも最前列に座る人はなく、 隣の夫婦も、 「誰も乗らないんだったら、前の席を使わせてもらいましょうか?」 という話になっている。 母も、一番前の方が広いので移りたいと言う。 運転手が乗り込んで人数の確認を始めたところで、母が声をかけた。 「前の席、空いてるのなら移りたいんですけど・・・」 と、彼女は、 「いや・・・空いてはいるんですけど・・・その・・・」 と少し言いよどんだ後、きっぱりと言い放った。 「嫌なので」 観光バスの作りなので、運転席が一段低く、 一列目に座ってる人がいると圧迫感があるというのはわからなくもない。 空いてるんだから二列目から客を乗せるというのもいいだろう。 でも、言い方ってあるじゃない? 「後の席が空いてるのご利用ください」というので、 私と隣の夫婦の奥さんの方が後方の空席に移ったのだけど、 最初の一言のせいで、彼女のすることがいちいち気に障った。 ボキャブラリーと想像力の欠如って、 関係のない他の能力についても疑わざるを得なくなる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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