びびあんシリマルダシ日記

雪です。


ずっと、天気予報では「雪が降る」って言ってたのに、一向に降る気配はなくて、
昨日も、雪の予報に反して、昼間は日が出たりしていたので甘く見ていたら、
夕方、ばらばらと雪が落ちてきて、
その後、一度は雨に変わったものの、朝起きたらうっすらと積もっていました。


あっという間に溶けちゃったけれど、初雪でありました。


さて。


会場の照明の具合が変な色、とか、
カメラがずっと斜め上からとか、画面ぎりぎりに全身を撮り続けるとかも、意外と見づらいのね、とか、
男子は全員何やら力んでて、わちゃわちゃしてましたね、とか、
やっぱり今シーズンのアボットは素敵、とか、
パトリックの髪型は、もうちょっとなんとかならんのか、とか、

語りたいことは数々あれど、
何しろ、私は精神的に疲弊しているｗ


昨日あたりから緊張しっぱなしってのもあるし、
そのせいでかなんでか、現実的な部分でも、あれこれかみ合ってない感じで、
女子の演技見ながらも、疲れが押し寄せてきて、睡魔に負けそうになっておりました。


なので。


今日のダイスケの何が悪かったかについてだけ、さくっと。


何度か書いてはいるのですが、ここで再び、男子シングルＳＰにおけるジャンプの必要要素３つ。


１．２アクセルor３アクセル
２．ステップからの３回転ジャンプor４回転ジャンプ
３．３回転－２回転or３回転－３回転or４回転－２回転or４回転－３回転のコンビネーションジャンプ


この３つは、絶対にやらなくてはならない。


前回までのタカハシのジャンプ構成は、

３F－３Tのコンビネーションジャンプ、３アクセル、ステップからの３Lz

でありました。


これは完璧だったのね。


が。


以前、NHK杯の時の日記で触れたように、
最初のコンビネーションでミスをすると、
そのあと、取り返すところのない作りになっておりまして。


今回、冒頭の本来３回転－３回転のコンビネーションだったところに４回転をもってきたところ、
それが単発のジャンプで終わった上に回転不足となり、
じゃあ、ステップからの３回転ジャンプにもうひとつジャンプをつけてコンビネーションにしようとしたら、それができず。

ということで、規定の要素を満たすことができなかったわけです。


コンビネーションジャンプという必要要素がなかったということで、まずは大幅減点。



んでもって。


最初ね、リアルタイムで点数が出たのを見たときには、
４回転をコンビネーションにしようとして失敗して、
ステップからの３回転は、コンビネーションにしようがないからそのまま跳んで、
なので、この点数だと思ったわけです。

もともとが、リカバリーのしようのない潔いプログラムなので、
本人も、潔くリカバリーせずに原点に甘んじたのかと。


でも。


実際見てみたら、リカバリーしようとジタバタしてたのねｗ


おそらくは。


最初の４回転がコンビネーションの予定が、着氷がイマイチだったのであきらめて、
かといって、踊ってる途中の３Lzにどうコンビネーションをつけたものかと迷いがあって、
結果として、全部が中途半端な感じになってしまったのか、

あるいは、実況解説の感じからすると、こっちなのかなと思うのだけど、

（←　ただし、サノさんの解説は嘘が多いから、信用ならないｗ）

最初の４回転は単独の予定、もしくは、限りなく単独になるだろうという見通しを立てていて、
ステップからの３Lz部分にコンビネーションをつけられるように、振り付けの変更も予定していたのだけれど、
そこがイマイチ体になじみきっていなくて、
とっさに対応ができなかったってところでしょうか。


３Lzの着氷後が乱れてコンビネーションにならなかったことで、
ジャンプ自体の評価もガクッと点数を落とすことになったわけだけど、
この失敗によって、そのあとしばらくの振り付けがゴソッとぬけてしまい、
どうも動揺を引きずったようで、そのあとも音のとり方とかちょっとおかしな具合が続いてしまって、
演技構成点までも失う結果になってしまった模様。


これをね、割り切って単独の３Lzで踊ると言う前回までの振り付けのまま通したならば、
少なくとも、演技構成点はもうちょい伸びたはずだと思うのですよ。


なんか中途半端で、もったいなかった。


でね。


タイトルにした「うまくなること、強くなること」と言うのは、
以前にどこかの解説でおっしゃっていた、

「練習でうまくはなるけど、試合でしか強くはなれない」

と言った言葉が強烈に残ってまして、
ダイスケの４回転入れてワチャワチャも含めて、
今回の女子も男子も、なんかそんな感じだよな～と思ったしだい。


練習で４回転がきれいに跳べていたとしても、
それを試合で、しかもプログラムの中できちんと決めることができるかどうかってのは別問題。



最終的に、世界選手権なり大きな大会での好成績を望むなら、
それ以前に、積極的に、試合でのチャレンジをしていかなくてはならない。


そこを、今回、男子は４回転、女子は３回転－３回転で挑んできてるよな～という印象。


なので、ダイスケのチャレンジ自体は必要なことだと思うのですよ。

ただ、そのあとの対応が中途半端だったので、
そこをなんとかしましょうよ、という話。

まあ、きっと、全日本までにはなんとかしてくると思うけど。


ただね。


何やら、表情がよろしくない。

SPにおける４回転の取り扱いについて迷いがあったからかとは思うんだけど、
なんか顔がね～、明日に向けてもすっきりしないんだ。


そりゃ、今までの試合の点数の出方で、それは「いけるんじゃね？」という見方はしてたけど、

でも「何が何でもファイナル制覇」とまでは、思っていなくて、
「取れるんなら取っておいたらいいじゃん」くらいなもので、

今までの紆余曲折を経た結果、概ねタカハシファンは、「順位とかどうでもいいじゃん」の境地に達しておりまして、
「いい演技がみられれば、それでいい」
なのであります。


が、が！


ああいう表情を見せられてしまうと、
迷いが生じてるんじゃないか、どこか体調に不安があるんじゃないか、などなど
何かと心配になっちゃう。


そこが、見てて一番しんどいんだよね…


結局のところ、何やら痩せてしまいそうです…


ちょっと長いけど。

スピンはよくなっているのです。