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びびあんシリマルダシ日記

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2013年12月06日
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こういう「みんなすごいんだけど、ギリギリ感もものすごく伝わってくる」って試合って、
すごく肩がこるよね…


途中お風呂に入ったり、布団敷きに行ったり、
お茶入れておやつ食べたりしながら見ていた母でさえ、
「うわ~、見てたら肩凝ったー」
とか、いうくらい(笑)


ぜんぜんちゃんと見てないじゃん!



まず感心したのがマキシム・コフトゥンの踏みとどまり具合。


大失敗だったSPの後、点数を待ちながら泣いていた姿といい、
6分間練習に向かう時の不安そうな表情といい、
到底ショックから立ち直ってるとは思えなくて、

そもそもが、国際大会の経験も浅くて、
そこでの過ごし方を教えてくれる先輩もいなくて、
そんな状態なのに、のしかかってくるプレッシャーだけすごくて。


だからきっと、このグランプリファイナルでのコフトゥンはすっかり重圧におしつぶされてしまって、
フリーでも気の毒な演技しかできないんじゃないかって思っていたのだけれど、
ジャンプ構成の難易度を落としたプログラムをきっちり決めて、
後半疲れは見えたけれど、見ている人に何かを伝える演技はちゃんとできていた。


ロシアの代表選考も、かなり胃が痛いことになりそう。



一方、同じくシニア初参戦のハン・ヤン。


シリーズ2戦もそうだったのだけど、
彼のフリーの演技後半の失速は、「疲れた」というより「飽きた」に見えてしまう。


ジュニア時代、あれほどキラキラしていたのに、
シニアにあがった今季はなんだかやる気が見られないというかなんというか…


ちょいと期待外れでがっかりなのだけど、
それこそ、背中を見せてあげられる先輩がいないってのもあるのかな~なんて、
彼のおかれている環境の難しさなんかも考えてしまうのでありました。


少なくともコフトゥンには、「すごかった時代のロシア男子」の記憶はあるからね。



そして、何よりも私のまっちーっ!!!



ジャンプは全部「何とか降りた」って状態だったし、
スケートが滑ってない感じはロシア大会同様だったけど、
だけど、表現が丁寧で、拾ってほしい音はすべてきちんと拾っていて、
どちらかと言えば、優しく繊細な私の好きな「火の鳥」だった。


そして、涙。


マチダがあんな風に泣くのを初めて見た。


「リンクを降りるまでが演技」。
そう決めて、今までは、客席へのあいさつから退場していくまで、
全部「火の鳥」を演じ続けてきたのに、

思わずこぼれた涙はとてもきれいで、
男子で唯一と言っていいほど、プログラムに合わせて施してきた化粧が崩れていく様子さえ、
計算されていたかのように美しく、
マチダタツキというスケーターは、やはり応援し甲斐があるな、と思った次第。



ハニュウについては、きっと皆さんが褒めてくださると思うので、
それ以上、私が何か言うこともないと思うのだけど(笑)


何が彼のスイッチだったのか、
今回のファイナルは、SP,FSとも、技術だけじゃなく気持ちの入った素敵な演技だった。

シリーズ2戦とも、何やら不安になるような内容だったのだけど、
ここにきてようやく。


そして、19歳おめでとう。


ずっとずっと幼い少年だと思っていて、
イメージは日本チームの最年少で、
だけど、19歳というのはタカハシがトリノ五輪に出場した年だ。

男子シングルの選手として、特別に若いというわけでもない。


壁であるとともに風よけであった先輩の背中を、
今、確かに乗り越えて、

さあ、風を正面から受け止めながら、どう戦っていくのか見せてくれたまえ、若者よ!



で、ハニュウと同学年のタナカケイジ。


彼に対する私の思い入れは前の日記でも書いてきたことなのだけど、
SP首位に立ち、優勝への期待を膨らませていたならば
フリーで失速して4位。
表彰台も逃すとは、がっかり。

まあ、SP首位と言っても5位まで僅差というレベルの高い大会だったし、
昨年までの崩れ方からすれば、最終的に200点を越えることができたのは収穫。


来季、シニアにあがってからの活躍に期待。

その前に、全日本でも演技を見ることが出来るので、ちょいと気にかけてあげてください、




と、最近になく夜更かししているのは、
ザグレブで行われているゴールデンスピンの女子シングルSPが終わったころで、
そろそろアンドウとヨナの結果がわかるはずなのだけど、
なかなか発表されないもんだから、
眠気に負けて、寝た方がいいのかな…という気分になりつつあるところ。



…そう言えば、だれか語り忘れてる気がするんだけど…あ、ノブナリ!






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最終更新日  2013年12月07日 01時10分05秒
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