今日は歯医者に行ってきた。

かぶせていた銀歯が取れたので、気軽な気持ちで治してもらいに行ったところ、虫歯になっているからと麻酔を打たれて削られることになった。


痛かったら言って下さい、とは言われるが、言うタイミングが意外と難しい。


言ったって麻酔を追加されるだけだし、
出来るだけ早く終わって欲しいし、
ちょっとくらいしみたりしても、我慢できるなら言わないでおこう。
なんて思うのだ。

最初はちょっと痛いなあってくらいだった。
さらに痛くなったけど、まあ、我慢できるかなあって思った。
ああ、時々けっこう痛いけど、でも時々だからなあ、
この痛みがずっと続くようだったら言おうかな、なんて考えてた。


結局治療が終わる頃には、暑くも無いのに汗をかいてしまっていた。
汗をかいているのに、体は軽く震えていた。


ほんと、タイミングが難しい。
持続的に強い痛みがあるなら止めてもらおうなんて思うけれど、時々痛みが走るだけだから、痛い、と思った後には大丈夫になっていて・・。

そのうち痛みに感覚も麻痺してくるし、
ここまで我慢したんだからこの後も我慢しようなんて、つまらない意地をはってしまったり・・・。

ああ、なんてつまらないことで我慢してしまったのだろう。

削り終わったあとで風を吹きかけられた時に、「大丈夫ですか？」と聞かれたので「少ししみます」と言った。
すると、あとは型をとって仮歯をかぶせるだけなのに麻酔を追加された。

ほんと、なんて無駄な我慢をしてしまっていたのだろう。



まあ、自己主張できない自分が悪いということですが・・。