バリの火葬バリのウブドを散歩していたら、ツアー会社の前に 「明日、火葬あり」 の看板が出ており、早速申し込んだ。 翌朝、1台のバンに、シートに座りきれないほどの外国人を乗せて、近くの村へ。 道路にこんなハリボテが置いてあった。 しばらく待っていると、お坊さんとおぼしき人のお祈りが始まる。(頭の花飾りがかわいい♪) しばらくして、ぞろぞろとみんなで移動。 もちろんうしくんも移動。黒のシャツを来た男性陣に運ばれる。 赤チームが運んでいるのは祭壇? 緑チームは龍? 広場に到着。うしくんと祭壇がつなげられたのち、棺が登場。 棺は、うしくんの中に納められる。 火が付けられる。 しばらく経つと、うしくんの中から遺体とおぼしきものが落ちてくる。 となりの広場では、お祈りが続いていた。 火葬後の祭壇。 * * * インドのガンガーで火葬が見られるのは有名だが、 バリでも火葬が見られるとは思わなかった。 朝出発して、ウブドに戻ったのは夕方。 非常にまったり、ゆったりと、とり行われていた。 ツアー会社で申し込んだのだが、説明は一切なく、詳細はよくわからない^^; バリ在住の方によれば、自分ではりぼて等用意する財力のない人は、 近くでお葬式があるまで待ち、一緒に焼いてもらうのだという。 日本のお葬式のようなしめっぽさはなく、淡々と行われていた。 それは、南国特有の陽気さや、はりぼてのユーモラスさからくるものだけでなく、 日本では死を実感し、悼む間もなく、慌ただしくお通夜、ご葬儀、火葬が行われるが、 こうやってはりぼてを用意したり、近所のお葬式を待つ間に、 遺族が死を実感する時間が持てるからかなと思った。 目の前で遺体が焼かれ、 ぱんっ!という頭蓋骨が破裂する音?を聞いたのは、貴重な体験だった。 (2005/12/17 記す) |