アジアの言葉を丸かじり

2007/12/08(土)15:44

まず、知っておきたい文法(その1)

学習方法について(8)

先日、インフルエンザの予防接種を受けて きました。注射をした辺りが、まだ、少し 腫れて痛みます。でも、これで少し気持ち に余裕を持って今年の冬に臨めそうです。 そして、先ほど、クリスマスカードを書き 始めました。もうすぐ、年末ですね。 この1ヶ月の間、「複数の言葉を同時に 勉強する」と言うテーマについて、発音や 文字、そして、単語や、簡易表現について、 書いてきました。 今週は、”文法”について書いてみようと 思います。 もし、一度も野球をしたことのない人に、 野球のルールを説明する時に、どのように 説明するでしょうか。 私も、中国人の友達に、説明しようとして 結構、大変だった記憶があります。 文法も、言葉のルールですから、ある面、 説明するのは難しいことです。 でも、野球のルールを教える相手が、もし 大人ではなく、小さな子供だったとしたら、 どうでしょう。 例えば、 とにかく、ピッチャーが投げ、バッターが 打ち、野手がボールを追いかける。 バッターはボールを打ったら走る、空振り を3回したり、走るより先にボールが ベースに届いたら、アウトになる。 アウト3つで、交代し、ホームベースを 踏んだ数を得点として、勝ち負けを決める。 ・・・・かなり、いいかげんな説明ですが それでも、分かりにくいですね。 要するに、ピッチャーの投げた球を、 バッターは遠くに、うまく飛ばすゲーム だというので、十分ではないでしょうか。 言葉の文法の説明も、始めは、その程度で 良いのではないでしょうか。 つまり、まずは、 1.誰が、何をする この表現の仕方を覚えるのです。 覚えると言っても、誰、と何をする、 2つの単語を並べるだけのルールです。 日本語と変わりません。そして、次に進みます。 ここで、頭の良い人は、何をする、の 部分の動詞の変化(主語の性、数、時制) が気になってくるかもしれません。 でも、あまり、気をとられず、無視して 進みましょう。 次に覚える文法は、 2.何をしたら、”駄目だ” 否定の表現を覚えるのです。 恐らく、2つのパターンがあって、 誰が、何をする、の 何をするの前に、否定の言葉を入れる場合、 もう一つは、何をするの部分が、否定形に 変化する場合の2通りでしょうか。 中国語は、”不”を使います。 韓国語は、”アン”を使います。 インドネシア語は、”bukan”や”tidak”を 使います。 それほど、大変という訳でもなさそうです。 さて、次は、 3.何ですか、~をしますか 疑問の表現です。 これも、大抵は3つのパターンがあって、 まず、主語と、述語の順序が変わる場合、 英語やなど、ヨーロッパの言葉に 多いようです。アジアの言葉(ラテン語、 ロシア語、ペルシア語、アラビア語でも) では、普通は、見られないパターンです。 そして、 疑問の言葉(いわゆる、5W1Hと言われる、 いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように) を使う方法、 もう一つは、文末の表現として、 ~ですか、などのように、疑問の音節を 少しだけ、加えるというパターンです。 中国語では、”マ?”を使います。 韓国語では、”カ?”を使います。 日本語と、ほとんど同じです。 なお、 時々、アラビア語のように、文頭に この疑問の音節がくる場合もあります。 (アラビア語では、ハル ~ ?) そろそろ、止めましょう。 こうして、いくつかの言葉を、掘り下げること なく、互いに比較しながらパターン別に分類 しながら学習すると、一度に、沢山勉強出来ます。 余裕がある方は、 頭の中に、表をつくりましょう。 縦が、国名、横が、文法です。 この表を埋めていくような感覚で文法を 比較しながら勉強する気持ちで臨むと、 あまり、詳しい文法にとらわれてパニックに ならなくて済むかもしれません。 疲れましたね。 来週も、文法として確認しておくべき、その他 の事柄を、もう少し書いてみます。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る