テーマ:作業工具・道具(359)
カテゴリ:PCとか家電
10年以上前に購入したマキタの電動ドライバー(M641DW)のバッテリーが弱ってきて,純正充電器(DC9700)で充電できなくなった。純正バッテリーは7100という型番の7.2V 1.3AHのNiCd電池(写真1)。ネットでは再生バッテリーは見つかったが,7000円程度とお金をかけるのも馬鹿らしい。バッテリーを分解してセル交換を試みるが,ケースが超頑丈に作られてて,のこぎりで切っても分解できなかった。
写真1:マキタ純正バッテリー(7100, 7.2V 1.3AH, NiCd) 電動ドライバーは使用回数も少ないため,本体はきれいなので,リチウムイオン(LiPo)電池パックに交換することとした。LiPo電池の18650が2本直列で3.7x2=7.4Vでサイズ的にも丁度よさそう。 ラジコン用のLiPo電池パックを入手(7.4V 1500mAH,2個で2899円)。電池パックにはTAMIYAのコネクタがついているものと思って,ドライバ本体側の電極用にTAMIYAコネクタ(オスメス2セットで899円)を購入したが,微妙にサイズが違う。仕方ないので,電池のコネクタをカットしてTAMIYAのコネクタをはんだ付けした(写真2)。3Pコネクタは充電用。探せば,各種コネクタの電池が売られているので,コネクタと同じ組み合わせのものを選択すれば,改造の手間がはぶける(例えば,これとかこれ)。LiPo用の充電器は,3P端子があるものを選ぶ。 写真2:ラジコン用LiPo電池改(7.4V 1500mAH) ドライバー本体の電池端子にTAMIYAコネクタをはんだ付け。電池パックがガタつかないように,スポンジを貼りつけた(3か所)。 写真3:ドライバ本体の電池収納部(TAMIYAのコネクタをはんだ付け) 高さ方向にはバッテリーはギリギリ収まる感じ(写真4) 写真4:電池パックを収納した様子 電池ケースのフタは,カイダックという加熱成形できるプラ素材(2mm厚,黒)を使って製作(写真5)。フタのような鋭角に曲げるのは無理なので,外周部と底面を別々にカットして外周部を整形して接着した。内側からはシリコンコーキング材で補強。見た目が悪いので,外面にカーボン柄のシートを接着。電池が当たる内側の底の部分にはゴムシートを気休めに接着しておいた。まぁまぁの出来かな。 改造後のドライバーは元と同じように快調に使える。電池が軽くなった分,快適に使えそうだ(写真6,7)。充電器も軽くなったし,持ち運びも便利かな。 気がかりな点としては,フタはきっちりとハマってて,電池が落ちてくることはなさそうだけど,何か固定の工夫がいるかも。とりあえずは,輪ゴムで十分な気がする。 ●ご注意 LiPo電池はエネルギー密度が高く,充電や衝撃で発火する危険性があるので,あくまでも自己責任で(^^♪ 写真5:プラ素材で制作したフタ 写真6:バッテリーケースをつけた様子 写真7:バッテリーケース部のアップ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.06 14:59:18
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