2016/09/25(日)13:45
登る 立山の記憶 -9 雷鳥沢・地獄谷・血の池、そして縦走完歩
別山乗越側からは、再び立山・雄山の風景が素晴らしくなります。
別山乗越から雷鳥沢を下ります。立山縦走の最終着地点は、みどりが池温泉です。
そろそろ疲労が蓄積してきており、この最後の下り・登りの繰り返しが思った以上に苦しかった感じです。終わってみれば・・・、なのですが。この最終ステージはしんどかった!
雷鳥沢のキャンプ場に色とりどりのテントがほぼびっしりと張られています。
キャンプ場を過ぎると、今度は登りです。
地獄谷を昨日・今朝とは違う方向から眺めます。
地獄谷を眼下に眺めつつ、南側沿いに進みます。
雷鳥荘の傍を通り、最後の登りということになります。早朝の散策の折には見下ろしていたのを登らざるをえません。
「火口跡が池になったもので、酸化鉄が多く含まれているため、赤い色をしています。昔、人々は立山地獄の一つとして血の池地獄と呼んだのがこの名の由来です」(説明板転記)
山道は石敷でしっかりと固定整備されていますが、疲れた脚にはけっこうこたえます。
立山の連峰がついに目前まで近くなってきました。
そして、「山崎圏谷」の石碑がある広場まで戻ってきました。
雄山から浄土山にかけての連なり、ミクリガ池を見下ろすことができ、ゴール!
地獄谷が蒸気の噴煙を上げて、出迎えてくれました。
快晴に恵まれた一日、高山風景の素晴らしさを堪能できるから、山歩きにはまるのでしょうね。そして、自分の脚で完歩できたという満足感!
明日は下山。天狗平から弥陀が原を散策しながら、弥陀ヶ原バス停まで下ります。
つづく
補遺
立山地獄 立山信仰の概観 :「立山」
立山山岳信仰 :「吉村外喜雄のなんだかんだ」
立山曼荼羅の絵を掲載し、紹介されています。
常願寺川 農人の記憶 -山をも流した河 :「水土の礎」
第一章 霊山・立山 「越中立山開山縁起大曼荼羅」図を掲載されています。
No.564-2:立山地獄にぶるぶる! 立山曼荼羅と立山の伝説に触れる夏
:「富山の今を伝える トヤマジャストナウ TOYAMA JUST NOW」
立山の山岳信仰。絵図にみる信仰の世界とその変遷をたどる :「遊歩紀行」
地獄体験ができる「まんだら遊苑」 :「富山の遊び場!」
特別企画展 立山×地獄展 第二部「地獄の閃光」:「富山県[立山博物館]」
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登る 立山の記憶 -1 室堂からミクリガ池、地獄谷、みくりが池温泉に へ
登る 立山の記憶 -2 室堂平散策(ミドリガ池・立山室堂・玉殿岩屋) へ
登る 立山の記憶 -3 室堂平・ミクリガ池に映じる立山・夕日と雲海 へ
登る 立山の記憶 -4 早朝散策(エンマ台、火山ガス情報ステーション・山崎圏谷)へ
登る 立山の記憶 -5 山荘 ~ 一ノ越 ~ 雄山 へ
登る 立山の記憶 -6 雄山神社(峰本社)~大汝山 へ
登る 立山の記憶 -7 大汝山での展望~大汝休憩所~富士の折立~道標 へ
登る 立山の記憶 -8 クラノスケカール~真砂岳~別山~別山乗越 へ