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カテゴリ:観照
空中径路からエスカレーターに乗り換えて、「東広場」(7F)に降っていくときに、北西側から俯瞰した景色です。コの字形に広場を囲むビル・エリアは、「ホテルグランヴィア京都」です。フロアガイドを見ると、京都駅ビルの東端側の1F~7Fに「京都劇場」が位置します。既に南遊歩道(3F)東端部のエリアという形でご紹介した箇所にリンクします。この景色の右側に見える階段とエスカレーターは、烏丸小路広場に出る経路です。 広場上空を見上げると、ガラスのシェルターの東端部とホテル・エリアの南北の建屋間を結ぶ空中径路が空間を区切ります。 エスカレーターを降りて、南に向くと広場の中央に建つ白亜のドームです。 ここにも、手前にトリック・アートのシートが床に貼られていました。 南側のビルのこの箇所の外壁は面白いレイアウトです。フロアガイドで確認すると、この箇所はホテルにあるチャペル「マカリオス」のようです。これでこの広場の一つの機能がこの広場に入った時の推測を裏付けました。 そのガラス壁面に写った白亜のドームの虚像と北側の背景。 この白亜のドームは、結婚式の後の記念撮影スポットになるのでしょう。 東広場の南東隅から北を切り撮った景色です。右側にはカフェレストランのようです。 このアングルから眺めると、けっこう奇抜な背景のユニークな記念撮影スポットになりますね。 東広場の西側には、こんなボックス型の建造物と列柱があります。 列柱の背後に見えるエスカレーターが空中径路に繋がっています。 広場の西端部に位置するのが、このベルモニュメントです。「出発(たびだち)のプリエ」と称されています。そばに設置された案内板の説明を引用します。 「プリエはフランス語で『祈る』の意です。新郎・新婦をはじめ全ての人の幸せを 祈って命名されました。 2002年6月竣工」 ここのチャペルでウェディングのセレモニーが執り行われると、このベルが高らかに鳴らされるのでしょうね、たぶん・・・・。単なるお飾りモニュメントではもったいないもの。あくまで想像ですが。 このベル・モニュメントの金色の翼のような柱とベルが、烏丸小路広場や中央コンコースから遠望できます。 東広場(7F)から西方向を眺めたガラスのシェルターです。 広場を見下ろすと、彫刻「Space」と黄色のテントウムシ文様が見えます。 見上げると・・・・・。 それでは、烏丸小路広場を経由して中央コンコースの細見に入りましょう。 烏丸小路広場から南方向の眺め。 空間が開放されています。 余談です。 烏丸通の南方向は、地下鉄烏丸線「十条駅」の少し南で、久世橋通に合流するところが南端になります。 平安京の時代は、「九条大路」が一番南の東西の通りでした。その九条大路に南面する門を持つ「東寺」の境内が位置します。現在の九条通です。 応仁の乱後の京都の市街地範囲の南限が九条通でした。豊臣秀吉が築いた御土居の南辺は現在の九条通の南側です。 元に戻ります。 烏丸小路広場の北端をご紹介していませんので、ここで追補します。 4Fにある広場ですから、開放された門といえども、北端はガラス越しにこの北に延びる烏丸通が見えるというに止まります。 見下ろせば、こんな景色が広がっています。 少し南に下がると門のイメージは感じられます。そして、ここでも京都タワーの実像と虚像を見ることができます。 振りかえて見上げた烏丸小路の門 京都駅ビルの正面を東から眺め、切り撮るとこんあ景色です。 さて、中央コンコースに、エスカレータを使って降りて行きましょう。 (ここからは、2/5と2/9に撮った写真を混在さて編集します。) 烏丸小路広場のエスカレーター起点あたりはには、南側にこんなフォルムが見えます。 広場の西端のこの電飾された縁のスペースには近寄れないようです。 黄色のテントウムシ文様の屋根のところは、レストランの雰囲気です。 振り返り見上げると、ガラスのシェルターは複雑に錯綜した姿を現出しています。その中央にあのベル・モニュメントが見えます。 西の大階段は、舞妓さんの顔に変化しています。 中央改札口に向かう南方向を眺めた中央コンコース 中央改札口の上部、南広場を見上げた景色 再度、振り返り。 こちらは南広場から見下ろした中央コンコースの西側。2Fの南北自由通路ならびに4Fの大階段前に至るエスカレーターが北側に見えます。鉄骨の柱がニョキニョキと起ち上がっています。中央コンコースを通過するとき、見上げないと気づきません。 烏丸小路広場から眺めた西側のエスカレーター 階段を自力で上がる人よりも、やはりエスカレーターを利用する人が圧倒的に多い! ラクチンな方を誰しも選びますよね。 西側のエスカレータから眺めた中央コンコース エスカレーター上から南西側を見ると、これらのフォルムが見えます。遊び心の一つでしょうか。 中央コンコースを利用していても、このガラスのシェルターを見上げる人はそんなに多くはないでしょう。そんな暇なんてない!ってとこかもしれません。 一方、中央改札口の東側に設置されたこのディスプレイの順次変化していく京都の映像シーン案内を見上げる人はけっこう多いことでしょう。 中央コンコースからエスカレータで上り、ホテルグランヴィア京都の入口に向かう通路に立って、 切り撮った景色。 正面のガラス窓の先はホテルエリア、下層は中央コンコースから「京都劇場」に向かう通路になっています。 これで京都駅ビルは正面の外観を残す位になりました。 つづく 参照資料 ホテルグランヴィア京都 公式サイト フロアガイド 京都劇場 ホームページ 72.教王護国寺文書に見える御土居(おどい)の資料 :「東寺百合文書WEB」 補遺 史跡 御土居 :「京都市情報館」 御土居 :ウィキペディア ネットに情報を掲載された皆様に感謝! (情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。 その点、ご寛恕ください。) 観照 諸物細見 -5 京都駅ビルはおもしろい:切り撮る(1)ガラス面に映じた景色・大階段 へ 観照 諸物細見 -5 京都駅ビルはおもしろい:切り撮る(2)室町小路広場・南広場 へ 観照 諸物細見 -5 京都駅ビルはおもしろい:切り撮る(3)烏丸小路広場とガラスのシェルター へ 観照 諸物細見 -5 京都駅ビルはおもしろい:切り撮る(4)南遊歩道と京都駅ビル南面外観 へ 観照 諸物細見 -5 京都駅ビルはおもしろい:切り撮る(5)大階段から大空広場、そして空中径路 へ 観照 諸物細見 -5 京都駅ビルはおもしろい:切り撮る(7)ビル正面の外観と周辺 へ こちらもご覧いただけるとうれしいです。 観照 諸物細見 一覧表 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.02.13 13:19:14
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