遊心六中記

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京都観世会館に行く際、白川沿いの道を歩きました。白川畔の桜は満開です。

                     　
　



　　　　　　　　　　　
　
白川沿いから、仁王門通に架かる橋の東詰めに「分水界」碑があります。
「白川と疏水を称える詩」が刻されています。こんな詩です。
　　白川はやさしい川
　　比叡のかすみの向こうから
　　京帯をなげおろし
　　白川女のくりだすように
　　恋にすすり咽く草の根わけ
　　谷川石を縫ってくる
　　南禅寺インクライン船溜で
　　山を割って流れくる
　　びわ湖疏水と合流し
　　丹塗りの橋と大鳥居
　　たゆとう川面に濡れながら
　　白川砂を汲み上げる
　　浚渫船の脇から
　　壱別離苦の分水界
　　ああ白川は妙なる川

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　仁王門通から眺めた平安神宮の鳥居
　
　　　　　
　　　　　京都国立近代美術館では、今「京都の染織」展が開催されています。（3/8～4/4)
　
　

近代美術館傍から、慶流橋に戻りましょう。
　
　　　　　　　　　　　　　　丁度観光船が西の方からこちらに近づいてきます。
「岡崎十石舟めぐり　さくら・わかば回廊」が今運航されているのです。


　
　
すると、タイイングよく東から西に向かう十石船とすれ違うことに。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　
神宮道を横断して、橋の東側に。東に見えるのは広道橋です。その先には、勿論東山三十六峰の連なり。琵琶湖疏水の東端には琵琶湖疏水記念館があります。右側（南）がインクラインで左側（北）は京都市動物園です。
　
　
　　　　　　　　　　


ふたたび西方向に目を転じます。
　
桜の木の右後方にみえるのは「有鄰館」です。中国美術品のコレクションで有名です。
左下の石垣が見えるところが橋の北西側になります。琵琶湖疏水から再び白川が始まる起点です。
上掲「分水界」碑は橋の南東側にあります。



　　　　　
岡崎公園周辺は。桜が満開でした。

ご覧いただきありがとうございます。

補遺
​白川​　　：ウィキペディア
​琵琶湖疏水のご案内​　　：「京都市上下水道局」
​京都観世会館​　オフィシャルWEBサイト
​京都国立近代美術館​　ホームページ
​藤井斉成会有鄰館​　　：ウィキペディア
​岡崎十石舟めぐり​　　：「京都府旅行業協同組合」
　　​岡崎十石舟めぐり･乗船場のご案内​
​平安神宮​　ホームページ
​京都岡崎コンシェルジェ​　ホームページ　←京都・岡崎エリアの総合情報サイト
​びわ湖疏水船​　ホームページ

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